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スワン(本多劇場 7/3 19:00) [観劇メモ(ヅカ以外)]

三軒茶屋婦人会の6回目の公演。

ポスターはチュチュを着て「白鳥の湖」ぽい可憐な三人(でもオジサン)ですが、劇中ではこの衣装は着ません。

そのかわりというか、白いマーメイド型のドレスで、三人で歌って踊るシーンがありまーす。最後のあいさつもその衣装。可憐も可憐、めっちゃ可憐。


お話は3話のオムニバスで、ややこじつけで白鳥にちょっとだけちなんだエピソード(白鳥座、とか)。

どれも、実在の人物や話を元にしていて、最初はそうとはわからないんだけど、だんだん台詞からそれらがわかってくるのがとっても楽しい。ああー、なるほど、この人がこの人物なら、この人は○○なのね、とか、ってことはこれは××年なのね、とか。

しかも、ちょっとずつほかのお話とリンクしているのも上手い。脚本はG2さんなのかな、さすが。男性が登場しないという弱点も、「病気でふせっている」とか「死んじゃった」とかで、うまく処理。

全く同じセットなのに、照明で屋外だったり工場だったりと変化するのも面白い。ベースとトランペットだけの音楽もジャジーで素敵。


1話目、2話目は、今まで信じていた考え方ががらっと変えさせられてしまう話。3話目は、閉塞していた現状を打破する話。

その落差や飛躍が、50代のオジサンが女性を大真面目に演じているという飛躍とリンクしている…ということかな。


前回の感想はこちら→http://pt-omoitsuki.blog.so-net.ne.jp/2013-04-29



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