SSブログ

TOP HAT(赤坂CTシアター 4/19 15:30) [観劇メモ]

まあみりコンビ、おめでとう。そればかり思ってました。

みりおんにはやっぱり、こういうアメリカンな女性のほうが似合う。軽快でまっすぐな青年まあくんが隣にいると、さらに輝く。いやー、ほんと良かった。

そう思うのは、花組で見慣れた組み合わせだからか。でも、宙組のショーで二人で「泥棒貴族」だっけ、アステアっぽいのやってたよね。似合ってたもん。この二人にこういうアメリカのミュージカル映画黄金時代のイメージをやらせようと思った人が大正解。

1930年代のアステア&ロジャースの映画が最近舞台化されたそうで、基本、そういう時代のノリ。ささいな誤解でずっと引っ張る。いつ仕事してんだ、とかそういう突っ込みは無しでお願い。でも、誤解が起こすトラブルが笑えて、けっこう良くできてる。

こういう作品によくあるように、2番手はやや年上カップル。七海ひろきがちょっと間抜けな恐妻家で、あー、『華やかなりし日々』の悠未ひろもそうだったな、典型的なんだな、と思ってたら、恐れられている妻は、そのときと全く同じ純矢ちとせなのだった(笑)。でもこちらは散財家であること以外はけっこう常識的な人でした。二人のやりとりもよかった。「それ以外はI loveyou」ってすごくいい歌だね。金婚式とかでみんな歌えばいい「あるある」満載。

すっしーさんが素晴らしかった。まじめすぎておかしい執事。とにかく安定して笑いをとる。しかも、最後のオチも担当。すごいなあ。群舞では一番ダンス上手いしね。

愛月ひかるがライバル役。うざいイタリア人の役で、パジャマで踊る場面もあって、殻を破った感じ。変声がすごく生きていた。

…ライバル役の女性という役は無いのね。娘役には特に役が無かったな。

でも、斉藤君が頑張って、みんなにいろんなソロやセリフをふっていたのがとても好感がもてた。冒頭の映像も、昔の映画の世界にいざなってくれていい感じ。

ただ、ショー用の衣装のオレンジと水色が変だったなあ。ケバケバしすぎる。

アーウィン・バーリンの名曲ばかりで、舞台化の際に付け加えた曲もあるようだけど、元の映画からもスタンダードがたくさんできているらしい。 あー、この曲ってこの映画のこういう場面が元なんだ、って勉強になるのも楽しかった。


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。