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紫峰七海お茶会@風の次郎吉(1/25) [お茶会報告]

(1/27追記しました)

活動弁士の髭は、明治時代なので夏目漱石とか滝廉太郎とかのイメージです。(←滝廉太郎、髭はやしてたっけか…??)

傀儡は『近松 恋の道行』と全く同じ人形。だけど衣装が違う。景子先生は色へのこだわりが強くて、草木染~みたいな色合いだったけど、斎藤先生はポップ! アニ メ! だから派手派手な色です。

傀儡師は、おゆきちゃんの幸福一座が来たおかげで商売あがったり。そんな話をしています。あと、あの薬はインチキだろうって。でも騙されちゃってる人もいるんですよねー、佐久間の旦那とか(笑)。

小松屋さんはおネエじゃないです。遊郭通いもする。歌舞伎の真似をするのが上流階級で流行ってたんですね。

化粧は女っぽい化粧なので、あの帽子を取って青天になると変に見えるんですよー。

集合日の前から、この題材なら絶対、越後屋がいるだろう、このメンツならはっちさんか自分だろうと思ってました。みんなもそう思ってたみたいで、本読みで「お主も悪よのう〜」が出たら、大爆笑。

Pちゃんとふみかが組んだら、すごく悪いかすごく良いかのどっちかだから。

Pちゃんは袖ではふにゃふにゃなんだけと、舞台に出て行く直前に急にかっこよくなるの! ギラッ! きゃーって感じ。

相手役がいるってなんて幸せなんでしょう~。「夢の相手役さん」っていうんですか? なんか、娘役さんの気持ちが、わかったかも。(←きゃは(*≧∀≦*)って顔!)

(悪徳代官と悪徳商人…「相手役」って言うのかなあ 笑)

タソが「スターさんのライト浴びたり、恋愛のからみがある役なんてもう二度とない、幸せを噛み締める」って言うから、あたしも「相手役がいるなんて二度とない、幸せ!」って言い合ってるんです。

じゅりあ、きらりと同じ楽屋で、二人がマイティとあきらの写真をいっぱい飾ってるから、対抗してPちゃんの写真をいっぱい飾ってます。

稽古場のホワイトボードに石川と小松屋の相合い傘が描かれてた件。誰かが「相合い傘ってどう描くんだっけ」って話になって、そこにいつのまにか誰かが私とPちゃんの名前を書いたの。も〜皆さん変なとこ見ないでちゃんと稽古風景見て下さい!

捕まったあとは「なんで全部しゃべっちゃうんだ」って怒られて、「だって怖いし痛かったんだもん〜」って言い訳してます。

立ち回りは一生懸命助太刀してるつもり。金さんが嫁連れてるから対抗心燃やしてます。

フィナーレで佐久間の旦那に怒られて、謝りつつ舌出してるの知ってますか? 全然反省してなくて、お金の力で逃げちゃうんだと思います。それが流れ流れて活動弁士に…!?って設定もあるとかないとか。(←活動弁士が100歳ぐらいになっちゃいますが 笑)

長の挨拶はメチャメチャ緊張する! 言うことを「最初は何々…4つめにはっちさんのこと言って…」と指折り数えてるぐらい。じゅりあが、役でやればいいんじゃない?って提案してくれました。役だったら、自分じゃないからまだ気が楽です。

じゅりあ、人生最大のモテ期ですよね(笑)

(いい声ですが、ケアは何を?という質問)喉は強いほうなので特に何も。でも、しゃがれ声ですよ〜。この声は、何回か潰して、そのたびに低くなってきた年輪みたいなものですね。(←素敵…) だから小松屋の高めの声は自分でも気持ち悪い。それが作品の中で浮いてる変な人と見えてたらいいな、と。

ほかにやりたい役? 無いです。どの役もその人でないとっていうぐらいぴったりだから。(←わかるわかる!)

(Pちゃんからお花とお手紙が!! 以下、要旨)

「愛しい相手役のふみかさんへ。」「ふみかさんと空気を感じながらお芝居するのが大好きです。」「千秋楽まで八百八町を荒らしまくりましょう。一馬ちゃんより」

Pちゃん、優しい~(うっとり)

--------

「マイティのファンの方や、Pちゃんのファンの方に嫌がられてるんじゃないかと、けっこう不安でした…。」とか、「あんまり相手役相手役言ってると、ふみかさんウザイって言われちゃうんですけどー」(Pちゃんじゃなくてほかの人から)とか、 「相手役(笑)」がいる状況に慣れていない様子がほほえましかったです。これがあの怖い小松屋さんの正体だとは…!

Pちゃんのお芝居大好きだから、組み合わせが嬉しかったし、ご本人たちもだなんて、ますますうれしいです。Pちゃんに感謝感謝

風の次郎吉メモ [観劇メモ]

(1/27追記しました)

・幕が降りてからのみっさまの「ヨヨヨイヨヨヨイ めでてええなあ」は『伝七捕物帳』へのオマージュらしい。

・『八百八町夢日記』は鼠小僧が町奉行(金さんじゃない人だけど)の手下として働いてるお話なんだって。金さんが「また会おう」と言ってるのは、そういう含みもあるのかな。

・柚カレーがショー部分で口半開きにして「来いよ顔」してた。カレーにときめく日がついに来たなあ。感慨深い。太ももといい、何といい、すっかり男役らしくなって。

・きのうの15時、金さんと次郎さんの対決シーンで縄がちょっと絡まっちゃってたのか、短くなってて、はっちさんが切るのができなかった(ので、縄を放して切ったように見せた)。ように見えたんですが。咄嗟にカバーして三人ともさすが。

・はっちさん、和解の場面で泣いてたね。

・おゆきちゃんとの別れの場面がいいよねー。みっさまの切なそうな表情! ゆきちゃんの一生懸命振り切ろうとする笑顔。この二人、ずっと鼠稼業してればいいんじゃないの? 芸人さんは身分が違うとかそういうことなんですか?(そんな深い話じゃないか)

・それにしても、ガチャガチャしてたのがわりとこなれてきて、ノリノリな舞台になってますね。

・残念なのが青年館の音響。後方席だとちょっと聞きづらい。ふみか様の冒頭の活動弁士がぁ~

・「風がよどんできた」「風向き悪ぃなあ」…「風」を台詞にチョイチョイ入れてるのね。

・予習復習で『月の燈影』のビデオ見ちゃったよ(T T)

・幸蔵(ユミコ)が、死んだ親友次郎吉(蘭とむ)の名を使って「鼠小僧次郎吉」になる…次郎吉と幸蔵、二つ有名な名前があるのよねえ、鼠小僧。

・それを調べてたら、明治時代の講談本で、「淀辰」が登場するのを発見。はっちさんの役名だ!

(ってすっかり『月の燈影』の話じゃん、ごめんごめん)

(以下、追記)

・金さん、最初っから次郎吉が鼠小僧じゃないかと怪しんでるっぽいよね? 鳶職だって聞いたときにあんまり驚いてないから、すでに目星がついていた 感じ。なんでそこまで下調べできたの? それは言わないお約束ってやつ?

・で、もったいないのが、一幕最後で思いっきり鼠小僧の正体が金さんにバレるわけですが、その後も金さんの態度があまり変わらないところ。金さんが鼠小僧の正体に気づく過程を、もっと段階ごとにメリハリをつけてほしかった>脚本。

・ごめん、今更の突っ込みだけど、次郎吉の若さでどうして自分の父親を殺した人間だと勘違いできるのか、あの賢そうなおゆきちゃんが。

・しかし、金さんみたいなチャラい男性は、堀田のお嬢様みたいな女性はさぞ物珍しくていとおしいだろうねえ~。二人の結婚生活を想像するだに、ほのぼのしちゃう。

・で、そのお嬢様ような女剣士、たまに時代劇で見るけど、実際にたくさんいたんだろうか?

・あやめのような女岡っ引き、美空ひばりのしか見たことないけど、実際にいたんだろうか??

・勇人のような廓で働く男が、遊女にホの字(現代で言うと黒服が花形ホステスさんにホの字ってことだね)。安野モヨコの『さくらん』いや、その映画版(ニナミカ)がそれだったが、よくある類型なんだろうか? むしろ現代女性にウケる話のような気がするが。

・おゆきちゃんのお父さんが殺される場面、音楽が鬼平のジプシーキングスみたいだね!

・蘭方医がどうして助平呼ばわりされてるかわかった。かぐ庵で女の子触わりまくってた(笑)

・小松屋さんさぁ、「あたしゃ見たんだよ、この男が橋本屋さんを殺すところを」っていうけど、「黒い頭巾かぶってたから鼠小僧」っていう主張と、思いっきり矛盾してませんかね(笑)。頭巾かぶってて、なんで顔がわかるんだっつーの。

・「地獄の沙汰も金次第」の中に、「黄金色の風」って歌詞もあった。

・そういえば、野田版のDVDを見たんでした。有名な歌舞伎役者さんがぞろぞろ出てきてむちゃくちゃ豪華。主人公がひょんなことから鼠小僧を名乗ることになってしまうとか、最後は親子の人情話になるとか、黙阿弥の鼠小僧を踏まえているのかな?(って黙阿弥もちゃんと読んでないんですが)

・映画に最初に鼠小僧が登場したのは、1911年『三日月次郎吉』(次郎吉は尾上松之助)
https://books.google.co.jp/books?id=G2b5H2Tq6CkC&pg=PA69&lpg=PA69&dq=%E7%84%A1%E5%A3%B0%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%80%80%E9%BC%A0%E5%B0%8F%E5%83%A7&source=bl&ots=39qMGGVvLr&sig=t2_3_J54OvMVCRInGc3w89jbhbE&hl=ja&sa=X&ei=FjPHVLfCII_-8QWyvYL4Cg&ved=0CDYQ6AEwBA#v=onepage&q=%E7%84%A1%E5%A3%B0%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%80%80%E9%BC%A0%E5%B0%8F%E5%83%A7&f=false
⇒小松屋が活動弁士になったら、どんなに若くても110歳だね(笑)

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