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The lost glory / パッショネイト宝塚!(東京宝塚劇場 9/9 18:30) [観劇メモ]

レオン→トドさんの組み合わせをただただ楽しむ話なの?? 元ネタのオセローも男同士の愛のもつれという解釈があるようですが。

いかんせん、みなさん言うように、イヴァーノ(レオン)とオットー(トドさん)のこれまでが描かれてないから、なんでそんなに恨んでるのか、感情移入できない。トドさんが、ちょっとしたことで妻(ねね)を疑うのも、移民でコンプレックスがあってっていう背景が説明セリフだけだから、ピンと来ない。

なんとも薄っぺらい作品…

ミュージカルとしての作りはとても良くて、気持ち良かったです。音楽は太田先生なんだね。

好景気に浮かれる愚かなニューヨーク市民が裏の主人公なんだろう。ミュージカルっぽさのおかげでそこは伝わってきた。ペットボトルアートで摩天楼を示すのも、儚さの象徴なんだろう。主人公たちがもっと書き込まれていたら、民衆と重奏して、人は見たいものしか見ない、というテーマがもっと伝わってきただろうに。

衣装が綺麗だったなあ。景子たんは衣装だけは絶対に外さないよね。優香りこのワンピ、欲しいなあ。

トドさんは背の高いトップコンビにはさまれても小さく見えない存在感。だけど歌がますます聞きづらい…。黒いレオンはショーブランぶりでうれしい。ねねは眉毛が変よ〜。ただただ愛を訴える様子は、ちょっと前なら白々しかったかもしれないけど、すごく説得力があったのは、ジョゼフィーヌや第二章の成果だな。

そうそう、三人のタンゴの幻想の場面も素敵だった。

ベニーは相変わらずのイカれた人の役で、もうどうしたらいいのかわからない。真風さんの前髪がやる気で素敵。音波みのりちゃんが小さな役…まさこ様も…人事が露骨だのう。みのりちゃんの夫、ゆうほさとるみたい→海はやとだった。綺咲あいりは芝居はまともになったが顔が貧相やね。サムの子供、誰かと思ったら音咲か…。

ショーはコンガのパクリ? 茶と水色とオレンジの配色といい、構成といい。ラテンのショーはそんなもの?いやいや、もっといろいろあるでしょう。コンガ自体が過去のラテンショーを踏まえてるんだから、孫引きしてったら劣化するのは当たり前。それに、セクシー場面は紫とか、帽子持った男役が銀橋とか、ミスタースイングじゃん。まだ若いのにセルフパクリはないやろ〜

とは言え、紫セクシー場面は良かった、単なる私の好みです。あと中詰めのおらおら言ってる様子は、星組だなあ、とうれしくなる。2006ベルばらの薔薇タンを思い出す。カポエイラのレオンはすごいし、帽子持った男役が銀橋はやっぱりカッコいい(チュニジアの夜という曲も好き)。

迷彩柄にキンキラキンなんてヤンキーみたいな衣装が似合ってしまうレオン&ねねに、かつて私が「錦糸町のバカップル」と誉め称えたワタル&檀ちゃんの面影を見たよ。来年5月までかけぬけてくれ!
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