SSブログ

蘭寿とむの「蛮勇」 [ヅカ的近況]

パレードの蘭寿さんは、まっしろに光り輝いていました。

報道陣のカメラに向かう、後姿を拝見していたのですが、意外にも、というか、予想通りに、というか、華奢な肩でした。

『歌劇』誌の、辞めるスターさんを送る言葉はいつだって涙が出るものですが、今回は特に大野たっくんの言葉に泣きました。

(趣旨)
蘭寿さんと自分は同期である。蘭寿さんは主席で優等生で、うらやましかった。でも、新人公演主演の稽古を担当したときに知った。蘭寿さんはなんで もできる人なんかじゃなく、じつは脆弱だった。ただ、勇気をふりしぼっていただけだった! 勇気をふりしぼって、やわい地面に足を踏み出そうとし ているのだった!

ぬおおおおおお。

しかも、たっくんてばこの勇気を「蛮勇」と表現しているんです。なんて美しい言葉を書ける人なんだ、大野拓史。

男役姿が超絶かっこいい、スーツの皺にまで色気がこめられている蘭寿さんが、一朝一夕で出来上がったものではないってことは、それはわかってる。

だって、昔の蘭とむ(ここでは蘭とむと呼ばせてください)は、熱血で、ちょっとやりすぎ感があって、どっちかというと面白い人 だった(今だから言う)。そんな時代から、誰もがうっとりするトップスターへ至るまでの努力の過程は、「蛮勇」あってこそなんだ!

挨拶のときは、男役の演技とは違って、ゆっくり、ささやくように話す蘭寿さん。トーク番組とかだと、ほんわかほんわかしてる蘭寿さん。ああ、そう いう人が、あの包容力に至るまでの努力の過程は、「蛮勇」あってこそなんだ!

ふみかちゃんが蘭寿さんにもらった言葉をずっと大事にしているように、私も(大野たっくん経由で蘭寿さんにもらったつもりの)「蛮勇」を、机の前 に貼りだそうかと思うぐらいです。


今更気づいたんだけど、82期と大野たっくんは1996年初舞台なのですね。

ねーねー、私もー、私もー、私もその年初観劇だよー。(一緒にすな)

自分的に「同期」の、82期から出たトップ二人が去っていく今年(大野たっくんは去らないでくれー)。そして、自分的にはじめて初舞台で認識 した生徒さん(みりお)がトップになる今年。それがなぜか100周年。感慨深いです。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:moblog

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。