Shall we ダンス? / CONGRATULATIONS 宝塚!!(東京宝塚劇場 1/15 18:30)
ウルウルしちゃったよ、オイ。
ハートウォーミングとはこういうことだね。(石田作品がよく「ハートウォーミング」を売りにしてるけど、女性蔑視が多いからウォームしないのよ。)
頑張りすぎて心をとざしてしまったデキる女チギ、を癒す平凡だけどじつは包容力満点の男壮さん、をさらに癒すあゆっち! というわけで最終的にはあゆっちがいいなーということになってしまうんだけど。
新しい世界におそるおそる踏み込む健気さとか、傷ついた人を慰めたいと思うんだけど上手くいかないとか、ちょっとしたところが「あるある」って感じでウォームしました。
盆やセリもちゃんと使っていて、平面的でないのも良かったし、冒頭の夢の舞踏会や、オフィスの登場人物が歌い踊る妄想シーンなどもあって、スーツものにしては華やかになっていたのも良かった。
唯一残念だったのは、音楽が今風すぎて自分にはトーンダウンしてしまったこと。外部の人なのかしら?
にわにわが「夫婦なんて他人ですよ」っていうのがなんか説得力あるのがすごい。さらさがイイ女路線まっしぐら。ひなちゃんはピノコで役付き良くなったね。あんりの子役がいまどきっぽくて上手い。がおりと組むのはメモカじゃなくてスカステで社交ダンスやってた寿春さんがよかった。アイドル7人組みたいなところで、テルとしーらん足して2で割ったみたいな美形がいると思ったら、あれが永久輝さんか。
しかし、後ろでみんないろいろ楽しいことしてるから、組ファンならリピートしても楽しそうだね。
ショーはにぎやかで楽しかったけど、藤井大介にしては「おおっ」というのが無いなあ。あの場面のセルフパクリだな、というのが多い。ちょっと休ませてあげたほうがいいよね。
自画自賛ソングをゴスペルで、というのが主旨なんだろうけど、自分はゴスペルが好きではないので、いまいち乗れず。しかも、歌詞聴き取れる人がまっつさんしかいないという(笑)。結局、どういう歌詞だったんだろー。
まっつさんの赤い衣装の場面、かっこよかったな〜。ダンスがエレガント!
あと好きだった場面は、デュエットダンス。あゆっちが「来てよ顔」してた。このトップコンビはコンビとしては今一番好きかもしれん。
壮さんの女装はイケてたよ。あと、客席降りで壮さんが、ちゃんと壮さんを見てなかったお客さんの肩を「おい、こっち見ろや」って感じで叩いてたのを発見。いたずらっ子みたいでかわいかった。
そいでもってやっぱテキーラね! こういう場面はいくつ目があっても足りない。楽しいね〜。
96期で退団する凰いぶきが吹っ切れた笑顔だったのが印象的でした。