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風と共に去りぬ(東京宝塚劇場 12/12 18:30) [観劇メモ]

組替えが発表されたことを、一晩認識していなかった私。終わってる…。(美城れんの専科入りはうれしい!)

2002年の日生劇場公演は2パターンとも観ているが、あまり記憶になく、でもでも、今回もやはり退屈だった。

「本当は私、アシュレではなくて、レットを愛していたのよ!」と気付いたが遅かったー。というクライマックスはなかなかいいと思うけど、そうした内面が描かれるスカーレットが主人公ではなく、レット・バトラーが主人公に設定されて、出番が多いし見得も切るのが、とてもちぐはぐ。

見得だけで成り立っているベルばらと、主人公の内面みたいなものがあるけど主人公として扱われていない風共と、どっちがマシかというと……うーん……

キャストも、いい線いってるところもあるんだけど、バランス的にちぐはぐなんじゃないかなあ。

テルバトラーは芝居心はあるけど、どーーっしても無頼に見えない。「君を八つ裂きにできるんだ!」と言われて「無理無理」と思ってしまう。何と言っても、スカーレットやベルより華奢なバトラーって…。よーく考えよー、体格は大事だよー。

スカーレットはまあくん。ちょっと動きすぎだけど、無邪気で子どもっぽくて、「君は子どもなんだ」と言われるのが納得。安奈淳さんにちょっとだけ似てた。(注:安奈淳さんのジェンヌ時代を生で観たことない、新参者の感想です)スカ2のせーこと台詞回しがよく似ていたな。二人の組合わせは良かったな。

みりおんのメラニーが案外良かった。さばさばしたタイプだと思っていたけど、立派に可憐な娘役だった。エトワールももっと聴いていたい。

アシュレは柄違いで大変だったけど、プロローグでのキラキラぶりが立派なスターさんでした。悠未さん、もっと合う役で退団だったら良かったのに。階段降りが4番手で驚愕。最後なんだから花もたせろよー。

そうそう、スカーレットとアシュレって、本来はもっと不倫っぽい関係になるんだよね? 宝塚版だとそのへんを「いい雰囲気」だけでごまかしているのも、「そこまで怒るか?」とついていけない原因の一つかも…。総じて、大人の話よね…。

ベルは八代亜紀だった(笑)。慈愛と人情に満ちていて、メラニーとのやりとりや、メラニーのために祈る場面は泣ける。けど、バトラーとのやりとりで色気が感じられないなあ。ベルって女役がやったほうがいいんじゃないかとも思う。そうそう、フィナーレではキタロウくんの男役踊りが見れてうれしかった。

かいちゃんがちょっとした役でもスター然としてて、使われるってこういうことね、と。ちーちゃん以下のスターさんはもったいないことでした。

若手スターさんよりも、おばさま役のてんれーさんとか、風羽さんとかが目立ってたのが、新鮮。すっしーさんの役とか、副組長さんの役とかが、趣深いね。

綾瀬あきなちゃんが、プリシーだとは驚いた。上手かった。しかもフィナーレでお姉さま枠に入ってた。ををを。

イケメンがいると思うと、いつもりんきらなのだった。雪組時代にこれだけ痩せてたらな~。


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