SSブログ

ふみか茶 箇条書き(5/12) [お茶会報告]

黒いブラウスに黒いパンツ、の上に紫の着物〜〜、という不思議ないでたちに、騒然。。。

・景子先生のこだわりを実現する、景子先生が集めたプロの方々がいて、そのこだわり会議がすごかった。
・大阪の価値観に慣れるのが大変だった。とにかく金、金、金。「銭ない?あかんあかん」っていう。それに、男性はちょっとなよっとしてて、女性の尻にしかれるほうがいいんですよね? 『小さな花がひらいた』と全然違う。
・最初は傀儡師の役。持っている人形は、曽根崎心中と限ってはいないけど、日によって曾根崎心中をやってるときもある。
・うどん屋さんは、もともと麺類が好きなのですごく楽しい。はっちさんがおいしそうに食べてくれるから、どうしてもうどんが食べたくなってしまう。で、稽古中から冷蔵庫にうどん常備。薬味とかセットしておいてある。
・大和の豪商葛城屋さんは、さが一筋。みんなを屋形船に呼んであげてるけど、それはさがの手前、そうしてるだけ。葛城屋さんは、ほんっといい人。だって、一幕最後にさがが平様に「よよよ」ってなってるのを見てるのに、二幕でまた外に連れてってあげてるじゃないですか。葛城屋さんは、あの芝居で一番かわいそうな人だと思う。
・スメリコフは一人で金持ちだけど、葛城屋さんは代々の金持ち。土地もいっぱい持ってる。
・難しかったのは、寺坂さん(即答)。やりやすかったのは、うどん屋(即答)
・上司のために死ねるっていうのが、よくわからなかった。外人には全然わからないらしですね。恋のためっていうのならともかく。でもそれがわかってきたとき、自分は日本人なんだと思った。
・寺坂さんが青天じゃないのは、浪人だから、らしい、ですよ。
・寺坂さんはマッチョ。武士だから。胸板がすごいことになってる。抱かれたい男ナンバー1です。
・武士らしくなるよう、目のメイクを書き換えている。だから大休憩は<青天用のさっぱり顔に化粧換え。
・(りりかちゃんの物真似を披露。)「幾松はんは、いい人ですね」(似てるんだ、これが)おとめにも女役やりたいって書いたし、どうせ幾松は目が見えないんだから、千秋楽は私がきはをやります。お楽しみに。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

近松・恋の道行(バウホール 5/12 14:30) [観劇メモ]

がっつり恋愛物って、久々じゃないだろうか。「死んでもいいから、好きな人と一緒にいたい」という台詞に、ちょっと胸が熱くなりますわ。男のロマンとかもいいけど、やっぱり宝塚ではラブストーリーが見たいっす。だって、宝塚って、そして乙女にとって「一途」が何よりの美徳でしょ。

ただ、その胸が熱くなる瞬間が、ががーっとクライマックスに至らないのが残念。なんでかなあ。

いろんな人の恋愛や人生が絡み合ってるから、かなあ。いや、重層的でいいんだけど、どうしても主人公がぼやけちゃう。特に、清吉と小弁のドラマのほうが共感しやすい。それと、逢瀬や道行きや心中そのものにかける時間が短いよね? 友人に『心中・恋の大和路』は死ぬ場面が雪でドラマチックだったのにね、と言われて、なるほどと思った。それに、『心中・恋の大和路』(冥途の飛脚)や、曾根崎心中は主人公が養子だけど、生玉心中は実子だから、ちょっと「義理」部分が弱いよねえ。

あとね、「心中するほどの恋なんてあるのだろうか」とか、「金が一番の世の中、乾いている。だから潤いを求めているんだ」とか、説明せりふが多いのが興を削ぐ。そこを説明しないのが、芝居じゃないですか〜。

原作では、嘉平次はけっこう色っぽい役のはず。まじめ一辺倒ということにしたのは、宝塚らしくするためなのかな。さががもともとすごく貧しくて「一度でいいから幸せというものを知りたい」と観音様に願掛けしていたという設定もいい。そいでもって、長作を殺したのは大正解だよねえ。だって、長作にだまされてお金がない、というだけでは、現代人(しかも関東人)にはぴんとこないんだもん。。。長作自身もお金に困っていたというのも付け加えてある。

この作品のテーマは、「金の世の中、おもしろおかしく生きればいい」という鯉助(=我々)に対して、「必死になって本気で生きようよ」ということなんでしょう。だけども、本気で生きるとは、どういうことなのか。心中が、本気で生きることなのか。現代人は「しぶとく生き抜こう」と思いがち。そこを、強引に心中賛美に持っていったほうが、ブレないでカタルシスが得られるんだけど、お香さんが「死を選ぶのは子どものすることだ」と言うし、清吉と小弁のカップルは死なずに済んでしまう。それで、なんだかブレてしまってるんじゃないかなあ。清吉&小弁と、嘉平次&さがとの違いは、結局は金のある無しだよね。ということは、「必死になって生きても、金のあるなしで結末が違う。でも、必死になって生きたことにかわりはない。」ってことかなあ。テーマがもっとはっきりしているといいんだけどなあ。

みーたんが上手いし色っぽくてたまらん!! 春花きららちゃん、いい役だ、万歳!! きらら愛が深まる〜〜。で、みつるみたいなん、一人ほしい。ああいうの、ほしい。景子タンのアンドレは、ユウヒなきあと、みつるなのかも!?

以下、順不同。みりおんはうっとり顔もできるのね。地味顔だし、年がいってからより、今トップになるのは正解なのかも。柚カレー、美しいなあ。相手役の乙羽映見は、体がでかくて、それに比して顔が小さくて人形に見えるから、ということで選ばれたのかなあ。おまぬけ顔だね。べーちゃん芝居うまくなったあ。かわいいかわいい。でも日本物メイクはいまいち。なみおもメイクがいまいちだなあ。あきらも芝居がましになって良かった良かった。華雅りりか、やっぱり声と芝居がいい。顔はちょっとでかいけど。銀華水は痩せたなあ、えらい。タソの女形、なりきってて気持ちよかった。風房さんは、夢乃さんに似てるね。彩城レアちゃんは、それこそ老若男女できるのねえ。まりん&ふみかは、役不足だと思うなり。。。

そうそう、着物がどれもきれいだった! みわっちさんの黒いうねうね模様とか。それぞれの場面にあってた。
nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。