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96期のWさんについて [音楽学校裁判]

(修正しました)

96期でブログをさらされた件で自主退学を迫られたWさんが、98期に復学して文化祭に出演したこと(入団はしないという噂)について、少数意見だとは思いますが、あえて書いてみます。


私は裁判記録を読むうちに、Wさんのことをむしろ気の毒だと思うようになりました。なぜなら、

●Wさんは、96期生の中で数少ない、いじめに関与していない生徒である
(原告さんがそう明言しています)


●Wさんは、原告さんに謝罪している
(ブログに原告さんをうとましく思う記述があったこと、騒動で迷惑をかけたことについて)


●ブログをやっていた生徒はほかにもたくさんいた
(WさんのブログURLを掲示板に載せた人がツイッターでそう書いていました。なぜWさんのブログを選んで掲示板に晒したかというと、同期内でいじめがあることがわかる記述があったからという点だけだそうです)


●お行儀の悪さは、他の生徒も同じ
(Wさんがブログに載せた写真は他の生徒が撮ったものが多いです。また、お行儀の悪い格好で写っているほかの生徒がたくさんいます。裁判記録から察するに、あのようなお行儀の悪さは多くの生徒が共有していた価値観であると推察できます)


●裁判記録につづられたWさんの陳述書には、痛切な反省の弁がある



「死ね」「存在を消して」と恒常的に言うような生徒が半数近くいて、誰もがお行儀悪かった。そんな中で、暴言を吐かず、すでに反省し謝罪もしているWさんは、相対的に見れば、むしろ「白」に近いんじゃないかと思えてきました。

むしろ、退学させられたのは、ほぼトバッチリで、気の毒である、とも思います。


もちろん、お行儀悪いのはよろしくないし、それが表に出たのは大事件ですが、もう全員がそうだったのなら、それはまずは学校の責任でしょう。ネットリテラシー教育をしてこなかったこと、お行儀よくするよう指導してこなかったこと。


なぜ復学したのかアナウンスが何もないし、学校側の責任者やいじめ首謀者の処分がなくて全然整合性がないことなど、よくわからないことはたくさんあります。また、いくら文字情報で、誰それが「死ね」と言ってたと聞いても、写真のほうがインパクトあります。

とはいえ、Wさんの復学だけを見ると私は良いことだと思ったのでした。


「裁判沙汰になるいじめがあった」と、「お行儀の悪い写真が流出した」の間には、いろいろなことがあります。私の知らないこともいろいろあると思いますが、とりあえず、裁判記録からわかることを書いてみました。


(ちなみに、文化祭でのWさんは歌も芝居もダンスも上手く、スタイルもいいし、華もありました。成績はかなり上位なのではないかと思います。)

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98期生文化祭(バウホール 2/19 16:30) [観劇メモ]

文化祭翌朝から、ウィルス性胃腸炎に倒れ、全然書けませんでした。とりあえず、覚え書きだけでも。コメントありがとうごさいました、後でまた。。。

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入り口で高い声で何かを叫んでいる。怖い。グレーの制服の予科生?が階段両脇にずらーっと並んでる。怖くて目線を下げると、白い靴と白い靴下が並んでる。どうもこういう全体主義的なものは苦手だわ(タカラヅカに向いていない私)。

どうやら叫んでいるのは「おはようございます」らしい。芸能界やな〜。でも、普通なら「いらっしゃいませ」のはず。そうしないのは「文化祭」だからなんだろうが、でも「おはようございます」の芸能界っぷりはやっぱり「文化祭」ではないと思うがなー。

目線を下げていたために、裁判で有名になった樫原事務長がいたのを見逃した! もったいないことをした! 

歌、芝居、ダンスで3つに分かれていて、それぞれ15分の休憩がある。ほんとに文化祭なんだー。

しかも、歌は「清く正しく美しく」の日舞込み合唱、予科生の合唱(いわゆる高校生の合唱みたいな曲)、クラシックボーカル、ポピュラーボーカルに分かれていて、それぞれ幕間が長い。そりゃ、ショーじゃないんだから当たり前なんだけど、なんだか新鮮。それに、クラシックボーカルはオペラ歌曲なのに、ポピュラーボーカルが完全にタカラヅカの曲ばかりで、普通に「ポピュラー音楽」と言われる曲が全然ないのが、またタカラヅカルール。

歌はみんなけっこう上手かった!

芝居は、12時の部と16時の部で2組に分かれる。なので20名ずつ。と言っても、メインのキャストは6人ぐらいで、それ以外は台詞がちょっとあるかないか。メインの人以外は、かなり棒読みで、あああ、お芝居ってのは個人差が大きいんだなあ、と。

ダンスは10個ぐらいの場面に分かれていて、これもすごく幕間が長い。ダンスもみんな上手かった。

思ったよりも上手いなという印象で、これは数日前に観た某大学の卒業公演のせいもあるかもしれない。その大学の卒業公演は、もっと…下手だったんです。もちろん、宝塚音楽学校に入る生徒は、スクールで鍛えた人が多いだろうし、学校のカリキュラムもみっちりなんだろう。でもそれだけじゃなくて、「男役」「娘役」っていう型があるから、方向性が定めやすいんだろうな、と思った。そして、大きいのは、「タカラヅカの舞台に立ってるのよ、あたしたち!」という陶酔感。「文化祭なのよ!」「2年間の汗と涙の結晶なのよ!」この、ジェンヌ(の卵)ならではの憑依体質による「うっとり感
」が、舞台にまとまりを与えているんだろうなあ、と。

97期を観た人によると、それよりずっと上手いとのことなので、98期がグレード高いのかもしれませんが。

印象に残ったのは…歌では『ブエノスアイレスの風』を歌った人。ダンスでは、冒頭に赤いポロシャツみたいなの着てた人。名前が全然わからん。単なる自分メモだ。芝居では、王子様役は高貴だったし、従僕役は笑い取っててかわいかったし、国務長官のWさんがとても上手かった。というわけでこの件は別記事にて。
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