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きりやさんの代表作 [ヅカ的近況]

きりやんの退団、タイトルから予想はしていたけれども。自分が見始めた頃の、贔屓組の若手スターさんが、病気など紆余曲折があってトップになって、そして辞めていくというのは感慨深いです。

しかし、きりやさんのトップ時代の代表作ってなんだろー。

うーむ、思いつかない。強いて言えば『studio54』かなあ、自分的には。

どうも、これぞという作品に巡り合わなかったような気がして、もったいなくて仕方が無い。(まあ、そんなトップさんはたくさんいるけれども。)

むしろ、ファビエルさん(きゃーっステキー)、ジョン卿とか(きゃーっステキー)(要するにヒゲ好き)、『夢の浮橋』の薫とか、『マジシャンの憂鬱』の殿下とか、ガイズのアデレイドとか、そうそう、もちろん、又七っつぁん! これ最高。

トップになる前のほうが、これぞという役があるような気がするなあ。

きりやさんは、歌もダンスも芝居もなんでもできるし、軽妙な関西弁だから、ついついそこに騙されて、余裕な感じの役を期待してしまう。

だけど、本当は、すごーく生真面目で一本気な芸風なんじゃないだろうか。周りが見えてないぐらいにまっすぐな。おバカなアデレイド、大げさな殿下、余裕なつもりでいてじつは全然お間抜けなジョン卿やファビエルさん、陰鬱な薫…こういった「周りが見えてないぐらい真面目」をもっと強調した役が観たかったなあ。

(それとも、宝塚の男役トップというのは、そういう生真面目さではなく、余裕しゃくしゃくが求められるのかな…)

ショーも、あの明るい声に似合う、ブロードウェイでございって場面がもっとあってもよかったのになあ。『with a song in my heart』のブルームーンみたいな。

あっ、こないだのカジモドは良かったぞ。「周りが見えてないぐらい真面目」な役だった。

退団公演のエドワード8世はどうなんだろうか。たっくんに期待。

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