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凱旋門(東京宝塚劇場 8/9 15:30) [観劇メモ]

名作! ていうか傑作!
宝塚ってこういうのがあるから、ほんと侮れない。
ありとあらゆる人に観てほしい。

初演は生では観てなくて、各種バージョンを
2002~3年頃、スカステで見ました。

特に思ったのが、
生きづらくなっているパリ、ナチスに占領される…
という設定が、
その頃より今のほうが、実感を持って感じられること。
今、自分たちがこういう状況になりつつある、とひしひしと感じる。

そんな中で、
外科医は手に職あるからいいなー、とか、
ちゃらちゃらした生活に流れてしまう気持ちもわかるなー、とか、
誰も彼もの生き方に共感する。

主人公だけじゃなくて、
あの宿にいる誰も彼も。
ひょっとしたら、敵役のナチスにすら!
全員に少しずつドラマがあって、それぞれがちゃんとかみ合っている、
これだよこれ、これが宝塚の良さなんだよーー。

今回、だいもんときぃちゃんがいる雪組でやったのは、
ぴったりだったかも。
だいもんの持ち味が、すごいタータンぽい! 
きぃちゃんは、月影さんの退廃とは全然違うけど、
生命力があって浅はかで危なっかしいというのが、
今の轟さんと、案外バランス良かった!

ショーは、コンガに似てるけど、それほどはじけてないっつーか、
なんだろうな、それこそパリのクラブで演じられているような、
借りてきたラテン趣味。

アーサーのスターオーラがすごい。
サンジュスト役も良かったけど、
この人、じつはすごく計算して、努力しているのかも。
ここで目見開く、ここで歯見せる、とか、ちゃんと考えてやってるぽい。
それがすごく効果あって、ビシバシ射抜かれる。

ほかにも、雪組さんはスターさんが多くて、安定して観ていられるなあ。

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