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ヴァンパイア・サクセション(神奈川芸術劇場 5/22 15:00) [観劇メモ(ヅカ以外)]

真風×愛月が外国映画のかっこいいお兄さん(でもゲイ)
っていう感じですごーく良かった。
腐女子のみなさま、私の感覚、合ってます?
いやー、めっちゃ興奮した(笑)。
愛ちゃんにはこういう使い道があったのか! いいぞ!

あとはなーーー

うらら様が貫禄たっぷりで、
新人公演に出ているトップ娘役みたいで良かった。

あとはなーーー


設定はいい。
妖しいけどヘタレ、そこが案外包容力につながってるかも?
という真風の持ち味をいかしたかったんだよね。

真風の髪型も素敵よ。

死なないからレスキュー隊員、
人間じゃないから犬笛が聞こえる。
それで助けられた少女が大人になって、助けてくれた人に恋をする。

悪くない。悪くないよ。

石田は「老い」を意識しているんだろう。
充実して死にたい。
それを、ヴァンパイアが、寿命のある人間に変わることを希望する、
という話にしたんだろう。
(『薔薇の封印』の最後と同じで、かつ矛盾点をクリアにしている)

人間に変わったことを証明するために、
科学者が(もともと末期がんだけど)自殺して、試すっていうのはすごいオチだ。


うーむ。何がいけないんだろうねー。

久々に観ると、石田の台詞は「書き言葉」だと感じる。
相手と会話が成り立ってない。
植爺からの伝統か。
しかも大半がうんちくか、石田の主張。
実際の会話はもっと相槌とか、断片的な言葉でつながっていくはず。

あと、話が展開しなくって、クライマックスが無い、
一応あるけどあっさり終わっちゃう。
そもそも、いつから二人は好き合ってたの?
つきあうことになってたっけ?
肝心なメリハリが無い。

ヴァンパイアを政治利用したい人たちがいるのはわかるけど、
そこに絡むみつるの役が、
科学者として(もしくは末期がん患者として)別の思惑を持っていた、
ということが有効に働いていない。

要するに、設定だけ考えて、あとは取っ散らかっちゃった、ということか。

石田は原作があればまだいいのになあ。
場面転換とか、ショー作家ならではの良さもあるのに、
今回はそれも感じられなかったし。

舞台装置が時計なのは良かったけど。


真風は前回のキムシンといい、主演作に恵まれないのう。
(『ランスロット』は映像で見て、まあまあ面白かったけど)

ヒロインは桜乃彩音と星乃あんりを足して2で割って、
歌が上手い、という感じ。
悪くはないが、真風にはうらら様のように
強くてクラシカルな人のほうが合うと思う。。。

京さんの使い方が良かったね。
やっぱり専科さんが出ると、「老い」に説得力が出る。いい意味で。

うるさいお母さん役、誰だろう。
(石田作品のこういう役で注目をあびる娘役って、いるよなあ)
軍人の横についてる女性2人のうち、髪短いほうがすごくいい声だった。




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