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カリスタの謎とツボ [観劇メモ]

ロベルトが最後、いきなり心変わりして、フランス側を攻めるのではなく、カルロを救出し、そこにナポレオンがやってきてハッピーエンド、というラスト。

ひじょーにわかりにくいです。「はぁっ!?」となります。この作品の唯一の瑕疵と言ってもいい。

お茶会で誰か種明かししてくれてないのかなあ。最近、お茶会のレポ禁が多くて困る。作品解釈に関しては禁止する必要ないと思うが(ツイッターのような短文は誤解されやすいっていうのもあるんですかねえ)。

重要な情報を教えてもらいました。ムラの最初には無かったが、途中から、ベルトラムが手紙を持ってきた際に、「アリシアが口走ったのと同じだ」→ベルトラム「ちゃうちゃう!」みたいな表情→ロベルト制止、さらにロベルトが立ち去るときにベルトラムに「うむ」とうなずく、というのが追加されているそうです。

なーるほどー。ベルトラムの手紙に書いてあったことで、ロベルトは考えを変えたのですね。手紙をみんなに「読むか?」と聞いているのは、仲間が字を読めないことを知っていてわざと聞いているってことか。

それにしたって、せめて台詞の一言ででも「お前の手紙を読んで考えが変わったんだ」というようなことを最後に種明かしすればいいのに。

(ナポレオンがやってきたのは、全く予期せぬことだったってことですよね。ナポレオンはカルロとの会談で「そんな暇ないしー」って言ってますからね。)

となると、気になるのは、手紙の内容。

問1:カルロがベルトラムに持たせた手紙にはどのようなことが書いてあったか。200字以内で答えなさい。(配点30点)

現代文の問題みたいで、考えるの楽しいです。

助けてくれ、なんてことは書いてないですよね、きっと。そんなこと書いてあったら、ロベルトはむっとすると思う。むしろ、カリスタを頼むみたいなことが書いてあるんじゃないかな。お友達が「アリシアを頼むって書いてあったかも」と言っていて、それはロベルトにはぐっとくるだろうなあ、と思ったり(いや、逆にむっとするかなあ??)。


その他のツボ。

総督夫人きらりちゃんがカルロをテラスで誘うときの、間男にする気満々な様子が好き。

エンリコ(らいらい)が下手花道から去るとき、一緒にいるのはタソなのね。プログラムには「フランス兵A」としか書いてないけど、バルドー曹長の20年前ってことだよね!? もみあげ一緒だし! 20年であんなに太っちゃったんだ(笑)

じゅりあちゃんがラブシーンの後に出ていく「あいよ」がすごいかっこいい。

ドレスを着たアリシアが腰のリボンを結んでもらうときの、カルロの「ゆるくするかい?」が、もーーーー。キュン死ってこうゆうこと?

アニータが「あきらめな」としきりに言うのは、アニータが恋人の死をあきらめてきたからなんだろなあ、と思うと切ない。

…こうして書いてみると、娘役の話題が多いなあ。やっぱり女性目線の脚本なんでしょうね。

だって、カルロとロベルトの間で萌えーとか、あるんですか? あまり聞きません。むしろ、カルロとナポレオンだよね? あー、そう考えると、キキちゃんにそういう不健全さが無いというのが原因なのか、良くも悪くも。


まあ、そんなこんなでカリスタをけっこう楽しんでます、という話でした。


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