SSブログ

レディ・ベス(帝国劇場 5/22 13:00)

お花様&いっくん&ハマコ&石丸さん

どーしてもこの組み合わせが見たくて、無理やり平日に休みを取りました。

エリザベス女王の若き日の物語。異母姉であるブラッディ・メアリーとの確執、偉大な父と、不義の罪で処刑された母…現代の凡人からすると大変なこ とばかりで、そこにばかり気をとられ、最初は何がテーマなのかちょっとつかみづらかったです。音楽もそれほど名曲ぞろいというわけではないし。

特に、エリザベスにとって、王族としての誇りと、自由になりたいという気持ちと両方があるらしく、現代人からしたら後者だけが大切に思える(『エ リザベート』はそう)ので、一貫性がないようにも感じてしまいがち。

が、エリザベスの教育係である涼風さんが「大人になるまでに」という歌を歌って、それでわかりました。「大人になる」ということがテーマなんです ね。父のようになろうとこだわったり、母を恨んだり、そういうことを手放してはじめて大人になれる。だからその後エリザベスは母の無実に気づいた り、恋をしたり、それをあきらめたり、自分の責任を自覚したりして、ラストに女王として即位する。

しかも、恋の相手がロビン・フッド(なんだよね?)という架空の人物っていうのも面白い。で、今後二度と恋をしないし、結婚もしない、と、なるほ どだからエリザベス女王は一生独身だったのね、となる。

ほかのキャラクターもそれぞれに役割をきちんと担っていて、プロットとしては、よくできてるなーと思いました。

ただ、ブラッディ・メアリーの政治はすべて悪で、エリザベスが即位すれば万事うまくいく、みたいな話の流れはちょっと単純すぎやしないか、とは思った。

お花様がもう、王族そのもので、それを強く主張するナンバーでは鳥肌もの。ラスト、別れの形見に花をいっくんに渡すところなんか、神々しいぐら い。はなふさまり、ばん、ざ、い…! なんだけど、王族っぽさが強すぎることがテーマをわからなくさせているのかもしれない、とも思わなくもな い。

いっくん! いっくん!! 今まで別々に観ていた二人が、チューしてるよ〜。感慨深い。しかも、いっくんがここまでがっつり恋愛を演じるのって、 観たことないかも(レミゼは主役級じゃないし)。いやーん、胸キュンだわーー。最後に花を受け取ったあとの表情なんか、もう切なくて ねえ。

ハマコ(ブラッディ・メアリー)はたのしそーに悪役を演じていました。吉野さんも悪役でキメキメ。石川禅さんも悪役でちょっとお笑いあり。

たっちんがエリザベスの死んだ母親アン・ブーリン。美しい歌声で、涙が出そう。

石丸さんはヒゲだとなぜかイチローみたいだ。全体の解説役なので、聞き取りやすい歌でとてもありがたい。

フェリペ役の古川雄大さん、はじめて拝見。すっごい華ね。キムに似てる。そしてすっごい大根なんだけど、そこがヤンチャっぽくてかわいいんだろうなあ。役としては、おバカなんだけど結果的に良い判断をしてくれる、ジョーカーみたいな立場。すごく合ってた。

アンサンブルに好みの顔の人がいると思ったら、月映樹茉ちゃんでした。

ロビーで水さんとすれ違ったよ〜。オーラ消してて地味っぽくしてたけど、あのアゴは水さんだ。

追記:いっくんのラブシーンがっつりはロミジュリもありました。なんで記憶から欠落してたのか…ヒロインが好みじやなかったからかな(笑)

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。