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ア・ラ・カルト 役者と音楽家のいるレストラン(青山円形劇場 12/20 18:30) [観劇メモ(ヅカ以外)]

高泉敦子さんが25年間つづけた公演のファイナル。篠井さんゲストの回を観ることができました。

話には聞いていたけど、素晴らしい公演ですね。

円形の舞台がレストランという設定で、ギャルソンと高泉さんがいろんなキャラクターを演じる短いお芝居(というかコント?)と、バンドによるジャジーで楽しい演奏が交互にあって、途中はショータイムとして歌い踊る場面も。

レストランという設定だけで、いろんな芝居が作れちゃう(しかも25年も)ってすごいこと。『ガラスの仮面』でレストランの設定で何か芝居しろってオーディションで、他の人はほとんど何もできないのに、北島マヤだけがいくつもいくつも芝居を考えつくっていうのを思い出しました。

そもそも出演者は高泉さんのほかは3人だけ。高泉さんの老若男女ぶりがまず驚きで。時におばあちゃん、時に恋話に夢中になる妙齢の女性(篠井さんも同じく妙齢の女性として登場)、時に変なオッサン…

何といっても、そのちょっとしたお芝居の脚本が素晴らしいの。人間てなんて滑稽なんだろう、ととにかく笑えて。でもちょっとじーんとする。愛があるんだなあ。人間に対する愛。あと、レストランに対する愛もね。

一番笑ったのは、変なサラリーマン高橋くん(高泉さん)と、後輩の中田くん(中山祐一郎)のやりとり。フレンチでメニューやワインリストをろくに読めないんだけど通ぶってる、そんな二人が「あるある」で滑稽で、でも一生懸命だからいいじゃん! って思えるのが、素晴らしかったです。

音楽も明るくおしゃれなジャズで素敵。音楽監督の中西俊博って有名なバイオリニストなのね、後でCD買いました。

円形だからこそできるのかもしれないけど、また別の形で続けてほしいなあ。それこそ、本当のレストランとか。だって、実際に食してましたのよ、役者さんたち。ああ、フレンチ食べたい!

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