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愛革メモ [観劇メモ]

愛革、my楽を迎えてしまいました。

初見では、こぎれいなだけかなーなんて思ってましたが、なんのなんの。そこそこはまりました。特に、平板だと思っていた音楽が、案外、耳に残るし、このメロディはあそこにも使われてるんだーなんて発見があって面白いのです。

衣装も、アンドレアは青=自由、マッダレーナは白=愛、ジェラールは赤=平等、ってトリコロールに色分けされてるんですね(白と赤の意味が逆だけど)。ルーシェやベルシは緑なのね。

色と言えば、白ちゃんと黒ちゃん。いろんな動き、表情をしてるんですねー。死刑って言わせておいて、いざとなるとびびったりしてて。いたずらっ子の黒ちゃんが、ピュアな白ちゃんと仲良しっていう設定が、松本大洋の『鉄コン筋クリート』みたい? 

そんなこんなで、白ちゃん黒ちゃんや凡人たちを見れば見るほど、アンドレアさんの高潔さ、マッダレーナの清らかさが心に沁み、自分はこういうときに「私には私の考えがある」なんて言えるだろうか、と振り返るのでございます。

以下ぱらぱらと。

東京のふみか茶では、舞台の話はムラと大体同じだったかな。4つの役の中で一番楽しいのは貴族って言ってました。現実には絶対にああいう動きや声の出し方はしないから、だそうです。日に日に、大げさ、かつ、かわいく(?)なってましたね。民衆に襲われるところは、なぜかカマっぽい。

民衆として上手にいる場面(ユディットの歌うとこね)では、ふみか氏は「神様なんていないんだ!」等々叫んでるんですが、マイクもないのに二階まで聞こえました。いつも全力投球でいいと思います。密告者役は耳がかゆかったり、枝毛探ししたりしてますね(え? 枝毛探し違う??)

じゅりあちゃんの休演は本当に心配です。きららちゃんは立派に代役をつとめていました。じゅりあちゃんの神々しい美貌とはまた違って、もうちょっとウェットで情がありそうな、裏でいろいろやって支配してる感じの奥様(ほめてます)。きららちゃん、ほんとイイ声で、イイ女似合うよねえ。娼婦役でのみーちゃんとの絡みは変更なくてよかった(そこ重要)。

ところで。ふじぴーの役って、マッダレーナのロケットを、がめてたんだね。ダメ夫だなあ。なるほど、欠点の100個や200個と言われるだけあるわ…最近、欠点の例で一花ちゃんが「靴下が右と左で違う」とか言ってますね。やだもー、だめんずうぉーかー的にやっぱり惹かれる~。

ショーの女装場面は役替わり3つとも見れましたが、柚カレーの肉食ぶりに驚き。この場面のだいもんの高音、ムラでは出にくそうだったけど、東京ではのびのびしてました。エトワールのななくらちゃんもしかり。進化するジェンヌさんたち、すごい。

「スウィングしなけりゃ意味ないね」での仙名さんの1930年代ぶりがすごい。『雨に歌えば』のリナちゃん、やってほしい。

今回、初心者を連れて行きましたが、春風さん素敵! え、 辞めちゃうの!? って言ってました。ほんとだよ…

あと、阪急は偽装する会社だけど、蘭寿さんの素敵さは偽装じゃない! モノホンだ! ということで意見が一致しました。
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ネリ

私は従妹を連れていきました(ヅカ初心者ではないですが)。ゆずかれーくんにはまり、写真買う!と激混みのキャトルに。。しかし、買ってきたのは、なんとみーちゃんの写真。。完全に間違えたみたいです。この2人、似てますかねえ??
by ネリ (2013-11-14 10:01) 

節子

こんにちは。

「阪急は偽装する会社だけど」のところでお茶吹きました。
by 節子 (2013-11-14 12:48) 

竜眼

ネリさん、なんて驚きのエピソード!
似てますかねえ…しいていえば、鼻が高いところ???
いずれにしても、お目が高いということで(笑)

by 竜眼 (2013-11-17 16:50) 

竜眼

節子さん、コメントありがとうございます!
メニュー偽装はよそでも発覚しましたが、阪急は、ちゃんと謝らないのがよろしくないなあ、体質なんだなあ、と。
でも、頑張ってる従業員もいることを忘れないようにしたいです。(真面目な話になってしまった^^;)
by 竜眼 (2013-11-17 16:54) 

えりか

 蘭寿さんのことが書いてあるとコメントしたくなってしまうえりかです。
 私のひいき目かもしれませんが、アンドレアさんって、自分のするべきことを淡々と誠実にしている蘭寿さん本人のあり方とつながっているように感じています。
 蘭寿さんだけでなく、そういった多くの人たちが報われるような宝塚歌劇団であり、阪急であってほしいと願っていますが、まぁ色々とありますよねぇ~。

 話は変わりますが、マスカレードの箇所で キキ(芹香斗亜)ちゃんとのことを、お茶会では男役対男役と語っていた蘭寿さん。でも東京宝塚劇場の初日の会見では、キキちゃんとのことを「私のイメージは若妻(笑)」と答える蘭寿さん。蘭寿さんのダンスの素晴らしさは、蘭寿さんの内面の豊かな想像力がダンスへの表現力へと結びついているからかもしれません。
 公演を続ける中で、キキちゃんも当初の新妻らしい固さや初々しさが、蘭寿さんとのダンスを作り上げる中で 色っぽく変わっていったのでしょうね。蘭寿さんとそれを受けるキキちゃんとの関係の中で 二人のダンスが変化していっている様子を見たかったなぁ~。 東京は遠い!!
 長々と失礼しました。
 
by えりか (2013-11-17 19:20) 

竜眼

えりかさん、コメントありがとうございます。おっしゃる通り、アンドレアは蘭寿さんそのものですね。思えば、それほど作品に恵まれなかったトップ前半…蘭寿さんは淡々と、立派に、作品を作り上げていて、ただただ頭が下がりました。高潔なる魂に、ファンや組子のみなさんが心打たれないわけがないです。
キキちゃんは、ムラで観劇したときはぎこちなかったけれど、東京では確かに若妻の色気がありましたよ(笑)
ああ、終わってからもう一週間たちますが、まだ音楽が頭の中でなっています。
by 竜眼 (2013-11-24 23:08) 

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