戦国BASARA(シアター・オーブ 6/27 18:30)
ゲームを全くしないので、逆転裁判も世間ほどは楽しめなかった私。全く期待しなかったのですが、それがよかったのか、そこそこ楽しめました。
だって、起承転結がある!(ガーシュインやロバートキャパには無かった)(なんて低レベルな争い)
だって、主人公の心の変化がある!(ガーシュインやロバートキャパには無かった)(なんて低レベルな争い)
一応「お話」としての体裁があって、ほっとしました。「それがしは何のために戦っているんだろー」「あなた自身のためよ!」っていう、型通りの話なんだけど。(ゲームにはこんなの無いんだよね? ゲーマーにとってはこんな「お話」は不要なのかしら?)
「夢」は自分の中の自信のようなものを表していて、イコール太陽でもあるんですねー。その黄色がいのりちゃんの衣装の黄色とリンクするところはなかなか良かったな。
そして何といっても、ジェンヌってすごい。臆面もなくあんなキャラクターになりきっちゃうところがすごい。「臆面もなく」この言葉がぴったり。事前にちょっとだけカプコンのHPやアニメ版を見たんですが、いやー、なりきってるなりきってる(原作ファンの方かたしたら「ちがーう!」なんでしょうが…)。普通、格好や台詞に怖気づくよね。笑っちゃうよね。それを、ババーンとやってみせちゃって、ちゃんとした水準になってるって、すごいわ。「それがし」「…でござる」「おやかたさまあ」「毘沙門天のお導きのままに…!」「旦那ぁ」「you see?」うわー、真似したくてたまらん。メインキャラの皆さんがますます愛おしく思えました。(べーちゃんはもうちょっとお色気ほしかったかなあ。でもかわいいから許す)
と、褒めるのはここまでだ。
メインキャスト以外にはほとんど見せ場がなかった。せいぜい、策士のさおたさんと、主人公の父よっちと、主人公の子供時代うららちゃんぐらいか。がりんはまだお笑いキャラだからいいが、ふじぴーとかもったいなさすぎる。
じゃあ、その他大勢が戦の場面で上手く使われているかというと全くそうではなくて、ただ揺れている的な振付でとても単調。眠い眠い。
なんといっても音楽が単調だなあ。ばーさーらー、ちゃららららら、ばーさーらー、って耳に残るけど、これはゲームの音楽なのかなあ? 植爺譲りの「タイトル連呼しとけばいいだろ」的発想なのかなあ? ちょろっとならいいけど、そればっかりは飽きる飽きる。
ゲームやアニメの印象だと、人がすこーんと飛んだり、2次元だからこそできるアクションが満載でスピード感がすごかった。これを期待してしまうと、かなりがっかりだよねえ。舞台でどういうふうに表現するか、すごく難しいと思う。(舞台版はどうだったんでしょう。男性ががんがん殺陣をすれば、それなりに面白いアクションになるのかな?)
で、映像をたくさん使っていたんだけど、映像ってどうしても「ちょっとズルしました」的に見えてしまうのよねー。セリで下がっていって消えるっていう仕掛けは何回かあったけど、もっとそこでスモークをたいたりすればいいのに。オーブは盆って無いのかなあ。本水も全然効果的に使われていなかったなあ。うーん、スピード感を出すにはどうすればいいのかわからないんだけど…。でもイケコの太王四神記はファンタジーでスピード感あったよ…?
フィナーレは若衆踊り。『花の宝塚風土記』を思い出す。(みりお、だいもんの初舞台じゃん!)…しかしこれも、長すぎた。1/3でいいから、違う衣装の違う場面を見たい。音楽もノリのいい感じにしてほしかった。デュエットダンスの衣装はセンス悪っ。
脚本としては、いのりちゃんがじつは…というのが、ちょっとつじつま合わないところがある気が。一幕の行動が多重人格に見える。幸村に助けられた後に、そういう仕事についたの? それに、謙信の身代わりになるのは、直接は幸村のためになるかどうかわかんないよね? あと、最後、謙信が負けたことになってるけど、どこがどうして負けたの? それは聞かないお約束??
あ、最後に特筆すべきこと。春花きららちゃんのおすべらかしが美しー。オグリ、近松といい、日本物が似合うわあ。
だって、起承転結がある!(ガーシュインやロバートキャパには無かった)(なんて低レベルな争い)
だって、主人公の心の変化がある!(ガーシュインやロバートキャパには無かった)(なんて低レベルな争い)
一応「お話」としての体裁があって、ほっとしました。「それがしは何のために戦っているんだろー」「あなた自身のためよ!」っていう、型通りの話なんだけど。(ゲームにはこんなの無いんだよね? ゲーマーにとってはこんな「お話」は不要なのかしら?)
「夢」は自分の中の自信のようなものを表していて、イコール太陽でもあるんですねー。その黄色がいのりちゃんの衣装の黄色とリンクするところはなかなか良かったな。
そして何といっても、ジェンヌってすごい。臆面もなくあんなキャラクターになりきっちゃうところがすごい。「臆面もなく」この言葉がぴったり。事前にちょっとだけカプコンのHPやアニメ版を見たんですが、いやー、なりきってるなりきってる(原作ファンの方かたしたら「ちがーう!」なんでしょうが…)。普通、格好や台詞に怖気づくよね。笑っちゃうよね。それを、ババーンとやってみせちゃって、ちゃんとした水準になってるって、すごいわ。「それがし」「…でござる」「おやかたさまあ」「毘沙門天のお導きのままに…!」「旦那ぁ」「you see?」うわー、真似したくてたまらん。メインキャラの皆さんがますます愛おしく思えました。(べーちゃんはもうちょっとお色気ほしかったかなあ。でもかわいいから許す)
と、褒めるのはここまでだ。
メインキャスト以外にはほとんど見せ場がなかった。せいぜい、策士のさおたさんと、主人公の父よっちと、主人公の子供時代うららちゃんぐらいか。がりんはまだお笑いキャラだからいいが、ふじぴーとかもったいなさすぎる。
じゃあ、その他大勢が戦の場面で上手く使われているかというと全くそうではなくて、ただ揺れている的な振付でとても単調。眠い眠い。
なんといっても音楽が単調だなあ。ばーさーらー、ちゃららららら、ばーさーらー、って耳に残るけど、これはゲームの音楽なのかなあ? 植爺譲りの「タイトル連呼しとけばいいだろ」的発想なのかなあ? ちょろっとならいいけど、そればっかりは飽きる飽きる。
ゲームやアニメの印象だと、人がすこーんと飛んだり、2次元だからこそできるアクションが満載でスピード感がすごかった。これを期待してしまうと、かなりがっかりだよねえ。舞台でどういうふうに表現するか、すごく難しいと思う。(舞台版はどうだったんでしょう。男性ががんがん殺陣をすれば、それなりに面白いアクションになるのかな?)
で、映像をたくさん使っていたんだけど、映像ってどうしても「ちょっとズルしました」的に見えてしまうのよねー。セリで下がっていって消えるっていう仕掛けは何回かあったけど、もっとそこでスモークをたいたりすればいいのに。オーブは盆って無いのかなあ。本水も全然効果的に使われていなかったなあ。うーん、スピード感を出すにはどうすればいいのかわからないんだけど…。でもイケコの太王四神記はファンタジーでスピード感あったよ…?
フィナーレは若衆踊り。『花の宝塚風土記』を思い出す。(みりお、だいもんの初舞台じゃん!)…しかしこれも、長すぎた。1/3でいいから、違う衣装の違う場面を見たい。音楽もノリのいい感じにしてほしかった。デュエットダンスの衣装はセンス悪っ。
脚本としては、いのりちゃんがじつは…というのが、ちょっとつじつま合わないところがある気が。一幕の行動が多重人格に見える。幸村に助けられた後に、そういう仕事についたの? それに、謙信の身代わりになるのは、直接は幸村のためになるかどうかわかんないよね? あと、最後、謙信が負けたことになってるけど、どこがどうして負けたの? それは聞かないお約束??
あ、最後に特筆すべきこと。春花きららちゃんのおすべらかしが美しー。オグリ、近松といい、日本物が似合うわあ。
2013-06-28 19:52
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