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宝塚の大前提は壊れてしまった [音楽学校裁判]

またso-net事務局に予告もなく削除されました。これまでと同様、退団した96期生Rの所属事務所からの抗議でしょう。その判断は間違っていると思いますが、とりあえずは、この文章が第一に言いたかったことを優先するため、改変して再掲します。(2014.12.21)

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ものすごく前の話で恐縮ですが。

タカラヅカ・ニュースの中の、雪組中日劇場公演稽古場レポートで、司会の上級生二人と96期生二人が、「トップ娘役さんをいじめる役なんです」「私はトップさんをいじめる役なんです」と楽しそうに語りあい、視聴者が寒くなってしまったということがありました。

なぜ寒くなってしまったのか、しみじみと考えていました。

これまでも、「○○さんをいじめる役なんです」「私たち舞台上では仲悪いんですよね」といった発言は、普通にありました。そして、そこでは笑うのが普通だったんです。なんら、おかしいことではありません。だから彼女らは、これまでの慣例通りに楽しい会話としてそれを話していただけです。

なぜなら、宝塚は(少なくとも建前上は)みんな仲良しの麗しい夢の世界だから。

笑いとは、落差があるから起きるものです。「○○さんをいじめます」で笑いが起きるのは、本当はいじめたりしないという前提があるから。

それが宝塚の定石でした。

しかし、96期生の場合は違います。みんな仲良しの麗しい夢の世界ではない、本当にいじめたことがある期。落差がありません。だから寒くなってしまったのです。

そりゃあこれまでも、ひどいいじめの噂はありました。確かにあったのだろうと推察されるような内容でした。でも、それは人伝に伝わってきたもので、理論上は「噂にすぎない」という可能性が全くゼロというわけではありません(あくまでも理論上です。被害にあった生徒さんをおとしめる意図はありません)。

しかし、96期生の場合は違います。裁判というおおやけの場で、一般人が傍聴する前で、いじめの実態が明らかになり、裁判所というおおやけの場に記録が残り、一般人がそれを目にすることができるのです。刑事事件ではないので、裁判所が「あれはいじめだ」と認定したわけではありませんが、証言や記録から「いじめがあった」ことは明白で、「いじめはなかった」という可能性は皆無です。

いじめを始めた一部の96期生が、それを追認し裁判というおおごとにした音楽学校が、何の対処もしない劇団が、宝塚=夢の世界という大大前提をぶち壊しにしてしまったのだ!!

…スカステさんや上級生たちを批難しているわけじゃないです。こんな些細なところにまで、宝塚の大前提がボロボロに壊れてしまっていることが現れている、ということに、音楽学校や劇団に気付いてもらいたいだけなのです。
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