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原作を読み直してから銀英伝2回目(11/8) [観劇メモ]

といっても、とりあえず1〜2巻のみ。

それでもやっぱり「ほうほう」と思います。

・原作のラインハルトはめちゃめちゃ冷酷⇔テルのラインハルトは甘ったれ。

・原作のキルヒアイスはひたすら物静か⇔まあくんのキルヒアイスは元気溌剌。

・原作のヤンは嫌味な皮肉屋⇔キタロウくんのヤンはとにかく人がいい。

一見、「原作のイメージ通りだ!」と思っても、じっくり比べて見るとやっぱり役者の持ち味ってのがすごく出ているんですね。でも原作のイメージを損なっているわけではない。彼女らなりの人物として息づいていて、面白いなあ、と思いました。

これらを大きくくくると、「毒気」がなくて、「善良」になってるってところかな。

それが宝塚らしさでもあるんだろう。

だから、小池が大きく改変した中で面白いと思ったのは、

・皇帝が立派な人だった。
立派ってほどでもないけどさ、原作だとただただ腐敗した中身のない人だけど、宝塚版だと「じつはラインハルトの野望に気付いていて、見て見ぬふりをしていた」=「けっこう懐の深い人」ってことになってる。まるで歌舞伎か時代劇みたいで、宝塚にはぴったりの改変。

・核攻撃をラインハルトが本気でとめようとした。
原作では、迷ってはいるけど、とめようとはしていない。宝塚版だと、迷って時間くったけど、とめようとした。だけど、間に合わなかった、ということにしていて、ラインハルトの冷酷さをトーンダウン。

・ジェシカが死ぬ場面が残虐じゃない。
原作だと、かなりひどい状態で死んでるよね…。

宝塚って、ロマンス要素(ヒルダの役割、戦闘前夜の恋人と過ごす場面)も必須だけど、「善良」こそが信条なんだよなあ。と痛感しました。

その他、原作を読み返していて思ったのは、、、自分はユリアンになってヤンにお仕えしたかったんだなあ、と。「また部屋ちらかしてー」と言いながらも、「この人って、なんて才能あるんだろう」と尊敬の目で保護者を見ていたい。それは恋人でも妻でも母でも姉妹でもなく、被保護者として、なんです。これって、ピノコがブラック・ジャックになついているのと同じ感覚だと思ふ。だから、うららちゃんという娘役がユリアンをやっているのが、ものすごーくツボでした。

あと、シェーンコップは絶対にふみか様よね〜と勝手に配役^^; 脳内でキタロウ&ふみかで会話させて楽しんでます。
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