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Cross Road(シアタークリエ)

すごくいい舞台だった!!

朗読音楽劇ということで、演奏と朗読が上手いこと噛み合って、なんか心地いい。照明が演出効果をプラス。何かに似てると思ったら、あれだ、ラジオドラマだ!自分が中学生ぐらいまではラジオドラマがけっこうあったけど、今もあるのかなあ。サウンドシアターと言って、クリエで数年前からやってるシリーズらしい。

舞台装置や衣装の転換がいらないから、時制が行ったり来たりできるのが強み。作った人たちはパンフ見ると伝統芸能の世界に馴染みがあるようで、納得。

天才バイオリニスト パガニーニを悪魔に魂を売り渡したという設定で描く。天才になれない凡人の苦しみっていうテーマは、共感しやすい。

そして泣けるのは、悪魔と契約しても良心が残ってるってところなんだ。それを表す家族(特に母親)、ジプシー娘、執事、ベルリオーズとのエピソードが…ううっ。

山寺宏一、林原めぐみがさすがに上手くて、何人も演じ分けて、いやあ素晴らしい。リカちゃんは演じ分けはなくて、パガニーニだけ。でもあの声が役にぴったりで。かわいい少年時代、女たらし、冷血漢、苦悩…この世のものではない役やらせたら天下一ですよ、この人。パガニーニが死んだあともずっとパガニーニに入り込んだままで、座って曲聞いてる様子が、パガニーニの霊が癒されていくようで泣けた。これは朗読ならでは。

そういえば。こないだ行ったクラシックのコンサートで聴いたバイオリニストの技巧がすごかった。あの人も悪魔に魂売ったのかな(笑)。バイオリンって、悪魔的よね。

(あとで追記します)
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