エドワード8世 / Misty Station(東京宝塚劇場 4/1 15:30)
【エド8】
こういうきりやんが観たかった! 大真面目に「自由」を追究する、これぞきりやんでしょ。最後にしてぴったりの役が見れて良かった!
「戦友」から「恋人」になる設定も、きりまりにぴったり!
最初のズケズケ言い合う場面なんか、胸きゅんだ〜。(『天使のはしご』にも、こういう場面があるべきだったのでは……。)
皇室のあり方を考えて、いろいろ冒険を試みる、悩める皇太子…非常にわかりやすいドラマ。ものすごく単純だけど、どの宝塚作品も、せめてこれぐらい最低限の「ドラマ」を備えていてほしい。
もりえの役が非常においしくて、こういう役があると深みが出る。政治家の思惑もいろいろだったり、皇室にもいろんな人がいたり、といった背景も楽しい。咲希あかねちゃんの役とか、ちょっとずつ史実が絡められてるのも、心憎い。
しっかし、いくらなんでも、地味だよなああああ。地味すぎる。オープニングから15分間ぐらいが地味すぎて、ここで置いていかれる人がいるだろうな、と。いきなりお葬式っていうのが、まず地味だよね。お葬式で、死んだ本人が語りだすというのも、さすがにわかりにくい。
戦友から恋人になった瞬間に、何かドラマチックなラブシーンがほしかった。それに、王位を捨てると決断した場面も何かドラマチックな場面にすればよかったのに。(でもそれをやっちゃうと、次のサヨナラ心情歌いあげの効果がなくなっちゃうのかな)
まさおがけっこう良かった。全体を統べる力があるんだな、と初めて思った(上から目線だのーー)。しれっと「スパイなんです」って言うのも、キャラに合ってた。それにしても、パレードでのまさおとみりおの衣装がほとんど変わらない(ちょびっとキラキラが多いか?というぐらい)なのが、なんともね…。
マギーがまりもに迫ったりする場面は、サービスなんだよね?
まりもの衣装が何着か「なんじゃそら!」っていうぐらい、変だった。
【Misty Station】
ショーは、ガチャガチャしてるけど、『カノン』の後だと、これぐらい盛りだくさんなほうがうれしい。突然マイウェイが始まるくだりとか、ワクワクする。
ただ、アニメーションは今すぐ止めてください。明日からでも止めてください。舞台芸術への冒涜。あれほど白けるものはない。
それ以外は、極端な自己模倣もなくて、前作の雪組よりは良かったような。列車に乗って、ジャングルに迷い込み、最後は終着駅へ、というストーリーが一応あるのも、わかりやすい。
きりやんの最後としてはもっとこう…ブロードウェイですよ的な、オーソドックスなものが観たかったんだけれども…、まあいっか。
エヴァンゲリオンの曲は、さすがに抵抗があった。(エヴァ自体が好きじゃないし…。)でも、曲だけ単体で考えると、けっこう合っていた、、、よね。。。
まりものかっこいい場面が多かったけど、ちょっとアニメっぽくて、やりすぎだったような。まりもがいくら男前だからって、アニメのキャラクターではないんだよ。もうちょっと色気というか、生身な良さを観たかった。銀橋で歌う70年代アイドルみたいな歌は良かったな。
ソルさん、ヒロさんの使い方はGJ!
そうそう、ガチャさんの出番が、芝居ショーともにいっぱいあって、愛を感じたし、沢希理寿が影ソロ、彩星りおんがエトワールというのも、いい感じで振り分けてある。退団者への愛は、『カノン』よりちゃんとしてて、ほっとした。
組子がぐるっと取り囲んで、という演出は、リカちゃんが辞めるときを思い出した。『薔薇の封印』フィナーレにそんな演出ってあったっけかなあ? サヨナラショーだったかなあ? それともやっぱり、きりやんがあの時代の月組っ子だからかもしれないな。しみじみ。
こういうきりやんが観たかった! 大真面目に「自由」を追究する、これぞきりやんでしょ。最後にしてぴったりの役が見れて良かった!
「戦友」から「恋人」になる設定も、きりまりにぴったり!
最初のズケズケ言い合う場面なんか、胸きゅんだ〜。(『天使のはしご』にも、こういう場面があるべきだったのでは……。)
皇室のあり方を考えて、いろいろ冒険を試みる、悩める皇太子…非常にわかりやすいドラマ。ものすごく単純だけど、どの宝塚作品も、せめてこれぐらい最低限の「ドラマ」を備えていてほしい。
もりえの役が非常においしくて、こういう役があると深みが出る。政治家の思惑もいろいろだったり、皇室にもいろんな人がいたり、といった背景も楽しい。咲希あかねちゃんの役とか、ちょっとずつ史実が絡められてるのも、心憎い。
しっかし、いくらなんでも、地味だよなああああ。地味すぎる。オープニングから15分間ぐらいが地味すぎて、ここで置いていかれる人がいるだろうな、と。いきなりお葬式っていうのが、まず地味だよね。お葬式で、死んだ本人が語りだすというのも、さすがにわかりにくい。
戦友から恋人になった瞬間に、何かドラマチックなラブシーンがほしかった。それに、王位を捨てると決断した場面も何かドラマチックな場面にすればよかったのに。(でもそれをやっちゃうと、次のサヨナラ心情歌いあげの効果がなくなっちゃうのかな)
まさおがけっこう良かった。全体を統べる力があるんだな、と初めて思った(上から目線だのーー)。しれっと「スパイなんです」って言うのも、キャラに合ってた。それにしても、パレードでのまさおとみりおの衣装がほとんど変わらない(ちょびっとキラキラが多いか?というぐらい)なのが、なんともね…。
マギーがまりもに迫ったりする場面は、サービスなんだよね?
まりもの衣装が何着か「なんじゃそら!」っていうぐらい、変だった。
【Misty Station】
ショーは、ガチャガチャしてるけど、『カノン』の後だと、これぐらい盛りだくさんなほうがうれしい。突然マイウェイが始まるくだりとか、ワクワクする。
ただ、アニメーションは今すぐ止めてください。明日からでも止めてください。舞台芸術への冒涜。あれほど白けるものはない。
それ以外は、極端な自己模倣もなくて、前作の雪組よりは良かったような。列車に乗って、ジャングルに迷い込み、最後は終着駅へ、というストーリーが一応あるのも、わかりやすい。
きりやんの最後としてはもっとこう…ブロードウェイですよ的な、オーソドックスなものが観たかったんだけれども…、まあいっか。
エヴァンゲリオンの曲は、さすがに抵抗があった。(エヴァ自体が好きじゃないし…。)でも、曲だけ単体で考えると、けっこう合っていた、、、よね。。。
まりものかっこいい場面が多かったけど、ちょっとアニメっぽくて、やりすぎだったような。まりもがいくら男前だからって、アニメのキャラクターではないんだよ。もうちょっと色気というか、生身な良さを観たかった。銀橋で歌う70年代アイドルみたいな歌は良かったな。
ソルさん、ヒロさんの使い方はGJ!
そうそう、ガチャさんの出番が、芝居ショーともにいっぱいあって、愛を感じたし、沢希理寿が影ソロ、彩星りおんがエトワールというのも、いい感じで振り分けてある。退団者への愛は、『カノン』よりちゃんとしてて、ほっとした。
組子がぐるっと取り囲んで、という演出は、リカちゃんが辞めるときを思い出した。『薔薇の封印』フィナーレにそんな演出ってあったっけかなあ? サヨナラショーだったかなあ? それともやっぱり、きりやんがあの時代の月組っ子だからかもしれないな。しみじみ。
コメント 0