SSブログ

オーシャンズ11(東京宝塚劇場 1/21 15:30) [観劇メモ]

楽しかった。なんの深みもなく、単純に楽しかった。最後、やりとげたあと「ガハハハ」みたいな場面がないのが尻すぼみだが、総じて楽しかった。テンポがいい。泥棒ものは、古今東西問わず、娯楽作品の定番だしね。

でも、本当は、テスの気持ちの変化や、11人のドラマをもっと見たいのだが。ライナスが一番成長するキャラなんだろうけど、書き込み足りないし。感情移入してハマるような作品ではないんだなあ。

レオンはもう…強引チューが絶品。詐欺師に「お前をずっと愛してる」とか言われても半信半疑だけど、レオンの少年ぽさがちょっと信じさせてくれる。二幕冒頭の蛇も素晴らしい(『タカラヅカ絢爛』を思い出すね)。

ねねのあのスタイルは、マジで白人に見えるわ。レオンと二人、アメリカ人っぽい動作をしているし。エコプリンセスとかいう今時な感じも、ねねでしか出来ないよなあ。

ベニーは予想より敵役してた。声に色気が出てきた。が、どうも小物感が。と思ってたら、最後はいつも通りのキレた変人になってた。「本物の悪党」には見えないなあ。もうこの路線を拡充するのが最善なのかねえ。フィナーレの小池定番ニ番手銀橋渡りは、悪くない。二番手がトップと拮抗する舞台が観たい、頑張ってくれ!

マヤさんに演技指導してもらう場面は、ほんとにマヤさんリスペクト場面なのね。マヤさんが真風に「飛べ!」って言ったり、愛に満ちててじーんとした。パレード、マヤさんへの拍手が一番大きかったよ。ウルウル。(真風に関しては宛書きかと思った。誰からも期待されるが、本人は自信がないという。ゆりか、そんだけ恵まれてるんだから、飛べ!(笑))

みやるりの渋い声にラップは合わないだろー。ま、かわいいけど。大人な役が見たいよん。どいちゃんは中国人にしか見えない。ともみん、組替えでどうなるのかなあ。れみれみがすごい域に達している。『コパカバーナ』のコンチータみたい。というわけで、このあたりでトップになるのが私の好みだが、そうはいかないんだろう。とにかく辞めないでね。礼真琴くんは歌も踊りもできて、末恐ろしいねえ、楽しみだねえ。

顔プクプクで体もしぼれてないような下級生が、男役でござい! 宝塚はやりすぎるぐらいがいいんだよ! って顔して踊ってるのを見つけるたびに、「ブラボー星組」と思う。

映画を見てないのでわからないのだが、エコって要素は必要なのだろうか。エコと言いながら新商品を買わせる現状への批判で、「エコなんてカジノで買う夢ぐらいうさんくさいものだ」というオチかとワクワクしたが、そうでもなかったので肩透かしではある。

それに、ベネディクトのキャラ、『蒼いくちづけ』のデイブまんまだよねえ? イケコオリジナル部分が多いのかなあ。映画見てみます。

別れそうな夫婦なんて、宝塚ではあまりないので、新鮮。『スカーレット・ピンパーネル』もそうだけど、海外ミュージカルや映画を題材にしたものは、そういう点では宝塚の幅が広がるね。

フィナーレの衣装が、新しいというか、変というか…。誰なんしょ。

ロビーにセキュリティ会社の宣伝があって笑った。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。