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「小さな花がひらいた」は胸キュン作品でもある [観劇メモ]

原作の小説と映画を観たあとで、あらためてこの作品を観ると。

すっっごい、胸キュンだね! ときめき場面がいっぱいあるね! 

原作ではそんなに胸キュン場面はなかったな。映画でも。あ、しいていえば、映画ではおりつが、子供たちと一緒におゆうさんに読み書きを習う場面があって、おりつがこっそり「わかとうりょう」って下手な字で書いてるのが、かわいかった。

宝塚版では、二人が再会する場面からしてときめくでしょー。「女らしくなったな」「いやですわ」うわー、いつの時代だよ(だから江戸時代だよ)。

おゆうさんのことで素直になれないおりつのいじらしさと、優しくしたら泣いちゃうだろうから何もできない茂次のもどかしさ。

それから、遠足の紅葉の下の二人っきりの場面ね。「あたし、あんたのこと好きだったのよ」って、それ、過去形ちゃうやろー。っていい感じになったところで、子供たち戻ってくるタイミングの良さね。絶妙だね。

そして極めつけは、夜、お寺の鐘ボーンの場面でのやりとり。しかもここ「子供たち、棟梁のこと好きになってますわ」(お前が、だろ!)「子供はかわいい」(おりつが、だろ!)と、もう、暗喩につぐ暗喩で、ときめくうううううう。

(小柳菜穂子の『めぐり会いは再び』は胸キュンを狙ってたそうだけど、確かにいい場面いっぱいあったけど、こういう「含羞」は無かったよなあ)

それにやっぱり、男役がかっこよくて、娘役がかわいい、これが大きいんだろうな。錦之助もかっこいいし、チエミもかわいいけど、どうしてもリアルなんだもん。蘭寿さんは架空の男前、蘭はなちゃんは架空のかわいい町娘。

はー、こういう作品との出会いがたまにあるから、ヅカファンから足を洗えないのかもしれないっす。

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