ヴァレンチノ(日本青年館 8/17 18:30) [観劇メモ]
ナターシャってこんなに意地悪な女だったっけ…? しかも、ジューンがヒロインなんだ!
映像でしか観ていないけど、前回の高嶺ふぶき様のナターシャがすごく好きだったので、ナターシャとジューンが対等なポジションの話だとばかり思ってました。
でも今回は、全然違う話に見える。ジューンがヒロインで、ナターシャは占いにはまってるプライド高い意地悪な女、ルディが母親を亡くして落ち込んでいるところにつけこんだ、というストーリー。
今回:ナターシャとの結婚は血迷いごとで、最後、戻るべきところへ戻った。
前回:ナターシャとの結婚はいい意味での挑戦で、それに敗退したから、最後、そこしかないからジューンのところへ戻った。(うわー、紫ともさんも好きなんだよ〜〜、他意はないっす〜)
これはやっぱり、ナターシャ役のかいちゃんのポジションによるんだろうなあ。まだまだ真中付近のオーラが足りないし、演出上もトップコンビを重視するように変えてあるんじゃなかろうか。
人が変わると作品も変わる。面白いですな。
大空ルディはかわいくてかわいくて。あらいぐまのようでした。可哀想感が似合う人なので、ボコボコにされちゃうあたりも素敵でした。(でも、そもそも論で言ったら、杜けあき様も大空さんも、そもそもラテンラバーって感じじゃないよね。じゃあ、一体誰がドンピシャで似合うんだろうね。)
このストーリーは、ルドルフ・ヴァレンチノの実際の生涯とはけっこう違うらしい(死因とか)。ジューンとナターシャを対比させたり、ジョージの存在とか、ダンサー時代のトラブルが最後にまた関わってくるとか、話の作り、上手いじゃん。大傑作というわけではないけれども、なかなか上手にまとまっているよねえ、イケコ、もとい、小池先生(そうだった、イケコ呼びはやめたんだった)。
しかも、スターの悲しみや、芸術をとるかメロドラマをとるかなんて、いきなりタカラヅカの本質をつくようなことを取り上げている。すごいやん。どうして、マッドサイエンティストが出てくるような変なオリジナルしか作れなくなっちゃったんだろう〜?
ただ、やっぱりイケコ(おっと)ならではの矛盾はあって、ジューンがルディに「本当のあなたが好きよ」と言うのは論理的におかしいやろ、と思う。だって、ジューンがルディの虚像を作った張本人なんだから。オチをつけるためにこう言わせるしかないんだろう。作品の論理という点では、デビュー作から破綻していたんだな、と。もちろん、この作品は全体的にまとまっているから、ちょっと「?」と思う程度だけど。
その他、演者について。
すみ花ジューンは上記のことからしても、ピッタリだったんだろうなあ。最後のピンクの柄のワンピがかわいかった!
かいちゃんのナターシャも、見た目といい声質といい、すごくキレイだった。でもルディへの愛があんまり伝わってこなかったなあ。
みーたんへの信頼がさらに増した。「いいんだよ、あのときはああするしかなかったんだ」にめちゃめちゃときめいた。んも〜、あんな旦那さんほしいよね。
いちの司会者が全く滑らないことに感心。将来が楽しみだねー。
フィナーレですっしー&えつこの組合わせがあって、そこばっかり観てました。
そうそう、フィナーレで、トップさん後ろ姿ー、振り向いたー、拍手ーー、トップさんくまなく客席なめるー、みたいな流れあったよね? あれがもうね、タカラヅカ観たぞーって気になる。こういう局面でズキュンとさせてくれるスターさんが、絶えないでいてほしい。切実。
映像でしか観ていないけど、前回の高嶺ふぶき様のナターシャがすごく好きだったので、ナターシャとジューンが対等なポジションの話だとばかり思ってました。
でも今回は、全然違う話に見える。ジューンがヒロインで、ナターシャは占いにはまってるプライド高い意地悪な女、ルディが母親を亡くして落ち込んでいるところにつけこんだ、というストーリー。
今回:ナターシャとの結婚は血迷いごとで、最後、戻るべきところへ戻った。
前回:ナターシャとの結婚はいい意味での挑戦で、それに敗退したから、最後、そこしかないからジューンのところへ戻った。(うわー、紫ともさんも好きなんだよ〜〜、他意はないっす〜)
これはやっぱり、ナターシャ役のかいちゃんのポジションによるんだろうなあ。まだまだ真中付近のオーラが足りないし、演出上もトップコンビを重視するように変えてあるんじゃなかろうか。
人が変わると作品も変わる。面白いですな。
大空ルディはかわいくてかわいくて。あらいぐまのようでした。可哀想感が似合う人なので、ボコボコにされちゃうあたりも素敵でした。(でも、そもそも論で言ったら、杜けあき様も大空さんも、そもそもラテンラバーって感じじゃないよね。じゃあ、一体誰がドンピシャで似合うんだろうね。)
このストーリーは、ルドルフ・ヴァレンチノの実際の生涯とはけっこう違うらしい(死因とか)。ジューンとナターシャを対比させたり、ジョージの存在とか、ダンサー時代のトラブルが最後にまた関わってくるとか、話の作り、上手いじゃん。大傑作というわけではないけれども、なかなか上手にまとまっているよねえ、イケコ、もとい、小池先生(そうだった、イケコ呼びはやめたんだった)。
しかも、スターの悲しみや、芸術をとるかメロドラマをとるかなんて、いきなりタカラヅカの本質をつくようなことを取り上げている。すごいやん。どうして、マッドサイエンティストが出てくるような変なオリジナルしか作れなくなっちゃったんだろう〜?
ただ、やっぱりイケコ(おっと)ならではの矛盾はあって、ジューンがルディに「本当のあなたが好きよ」と言うのは論理的におかしいやろ、と思う。だって、ジューンがルディの虚像を作った張本人なんだから。オチをつけるためにこう言わせるしかないんだろう。作品の論理という点では、デビュー作から破綻していたんだな、と。もちろん、この作品は全体的にまとまっているから、ちょっと「?」と思う程度だけど。
その他、演者について。
すみ花ジューンは上記のことからしても、ピッタリだったんだろうなあ。最後のピンクの柄のワンピがかわいかった!
かいちゃんのナターシャも、見た目といい声質といい、すごくキレイだった。でもルディへの愛があんまり伝わってこなかったなあ。
みーたんへの信頼がさらに増した。「いいんだよ、あのときはああするしかなかったんだ」にめちゃめちゃときめいた。んも〜、あんな旦那さんほしいよね。
いちの司会者が全く滑らないことに感心。将来が楽しみだねー。
フィナーレですっしー&えつこの組合わせがあって、そこばっかり観てました。
そうそう、フィナーレで、トップさん後ろ姿ー、振り向いたー、拍手ーー、トップさんくまなく客席なめるー、みたいな流れあったよね? あれがもうね、タカラヅカ観たぞーって気になる。こういう局面でズキュンとさせてくれるスターさんが、絶えないでいてほしい。切実。
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