伯爵夫人の相続人 (リーガロイヤルホテル東京 8/13 12:00) [観劇メモ(ヅカ以外)]
ホテルでのミステリー仕立てのお芝居。観客は晩さん会に招待された客という設定。
うーん、そういう設定で、滑ると寒いよねー。
と思っていたけど、全然滑らなかった。面白かった。脚本や演出がわりといいんだと思う。
最初に、ロビーに着席して、30分ぐらい説明を聞く。ここからしてすでにお芝居。でも、ちゃんと人物の紹介にもなっている。伯爵夫人は、身寄りがいないと思っていたけれども、じつは甥か姪がいたらしい。その可能性のある人物が三人も見付かった。財産を誰に相続させるか、これから決めて、みなさんの前で発表します。という筋書き。
ということで、決めている間に我々は会場に入ってお食事。リーガロイヤルはご飯がけっこうおいしい。
1時間ぐらい経って、相続人発表の時間。でも、あっさり発表するわけはなく、いろいろ悶着があって、新たにいろんなことがわかる。会場の前面のステージだけではなく、横に沿うように細く花道みたいなものが作られていて、そこは廊下と別室という設定なのかな、動きが出ていい。
ネタバレになるので話を詳しくは書けないのだけれども…(今後も再演するかもしれないよねっ?)
男嫌いで修道女に憧れる伯爵夫人に剣幸さま。この人出てくると、一気に高貴な雰囲気になる。しかも、クレールという名前の通り、知的。この人には知性という言葉が一番似合うと思う。
名探偵役にあたる人(高木薫)が、声や滑舌がよくて、話の流れがよくわかった。あと良かったのは、こうるさい派手なおばちゃん役(高円寺愛)、コロコロした体型に、水色とピンクの衣装がかわいくて、笑いもとってたし、類型通り。召使い頭の人(龍矢佳奈)が、すごい大芝居で面白かった。お嬢さんの役の人(武田真由美)が美人だった。その侍女に詩乃優花さん。発声がやっぱり娘役できれいなんだよね〜。
修道女の星奈優里様は、尼僧服を着てるせいか、さらに不思議な色香が。。。
そして萬あきら様。うーん、やっぱりおいしい役でした。男でも女でもなく、かなりの年なんだけど、かといってこれを元トップさんがやったら、剣さんとのバランスおかしくなっちゃうし? ひょっとして萬様宛書きなんじゃないかと思うぐらい、ピッタリの役でした。なんというか、ちょっと苦労してる感がいいんだよね。それも、貧乏な感じの苦労じゃなくて、空想の中のフランス人の苦労(なんだそれ)。まさにシャンソンの世界。
時代が時代だけに、結局のところ、男がみんな悪いのよね、女は修道女になるのが一番いいんじゃないの、的な結論でもあり。でも、血のつながりとか、親子であることとか、一概にいいとも悪いとも言えない。そういうしがらみの中で、みんな生きているんだなあ、と。ちょっと考えさせられたりもしました。
それを、自分は男嫌いでありながら、みんなの気持ちを差配してまとめる伯爵夫人は、やはり知的で高貴なお方なんだな〜、と変に感心したりもして。
自分がちょっとだけその場に参加している感じも、新鮮で面白かった。こういう企画、またあったら行ってもいいかな、と思いましてよ。
うーん、そういう設定で、滑ると寒いよねー。
と思っていたけど、全然滑らなかった。面白かった。脚本や演出がわりといいんだと思う。
最初に、ロビーに着席して、30分ぐらい説明を聞く。ここからしてすでにお芝居。でも、ちゃんと人物の紹介にもなっている。伯爵夫人は、身寄りがいないと思っていたけれども、じつは甥か姪がいたらしい。その可能性のある人物が三人も見付かった。財産を誰に相続させるか、これから決めて、みなさんの前で発表します。という筋書き。
ということで、決めている間に我々は会場に入ってお食事。リーガロイヤルはご飯がけっこうおいしい。
1時間ぐらい経って、相続人発表の時間。でも、あっさり発表するわけはなく、いろいろ悶着があって、新たにいろんなことがわかる。会場の前面のステージだけではなく、横に沿うように細く花道みたいなものが作られていて、そこは廊下と別室という設定なのかな、動きが出ていい。
ネタバレになるので話を詳しくは書けないのだけれども…(今後も再演するかもしれないよねっ?)
男嫌いで修道女に憧れる伯爵夫人に剣幸さま。この人出てくると、一気に高貴な雰囲気になる。しかも、クレールという名前の通り、知的。この人には知性という言葉が一番似合うと思う。
名探偵役にあたる人(高木薫)が、声や滑舌がよくて、話の流れがよくわかった。あと良かったのは、こうるさい派手なおばちゃん役(高円寺愛)、コロコロした体型に、水色とピンクの衣装がかわいくて、笑いもとってたし、類型通り。召使い頭の人(龍矢佳奈)が、すごい大芝居で面白かった。お嬢さんの役の人(武田真由美)が美人だった。その侍女に詩乃優花さん。発声がやっぱり娘役できれいなんだよね〜。
修道女の星奈優里様は、尼僧服を着てるせいか、さらに不思議な色香が。。。
そして萬あきら様。うーん、やっぱりおいしい役でした。男でも女でもなく、かなりの年なんだけど、かといってこれを元トップさんがやったら、剣さんとのバランスおかしくなっちゃうし? ひょっとして萬様宛書きなんじゃないかと思うぐらい、ピッタリの役でした。なんというか、ちょっと苦労してる感がいいんだよね。それも、貧乏な感じの苦労じゃなくて、空想の中のフランス人の苦労(なんだそれ)。まさにシャンソンの世界。
時代が時代だけに、結局のところ、男がみんな悪いのよね、女は修道女になるのが一番いいんじゃないの、的な結論でもあり。でも、血のつながりとか、親子であることとか、一概にいいとも悪いとも言えない。そういうしがらみの中で、みんな生きているんだなあ、と。ちょっと考えさせられたりもしました。
それを、自分は男嫌いでありながら、みんなの気持ちを差配してまとめる伯爵夫人は、やはり知的で高貴なお方なんだな〜、と変に感心したりもして。
自分がちょっとだけその場に参加している感じも、新鮮で面白かった。こういう企画、またあったら行ってもいいかな、と思いましてよ。
今を去ることウン年前、退団したての剣FC企画で『剣幸とにっぽん丸で大阪~東京クルーズ』とか云うのがありました。
もちろんディナーショー付きなんですが、ディナーショーの後に仮装パーティーもやりますという企画でした。
にっぽん丸でクルーズと云うのに興味があったし、友人と迷わず参加しました。
一般的なディナーショーが小一時間あって、その後の仮装パーティーと云うのがすごかった。仮装するのはファンだけじゃなく、ウタコさんも仮装して船内を神出鬼没、縦横無尽に走りまくるから、それを見つけなさいという企画でした。
今から考えたら、ものすごく無謀な企画だったと思うんですが、ディナーショーを1時間やったあとで疲れをものともせずミイラ男になり、或いは女装して走りまくる剣幸は恐ろしいほどパワフルでした。
外海を走るから、船は10メートルくらい上下してたらしいんですが、仮想ゲームに熱中して船酔いする人もおらず、深夜まで何100人かのファンも走りまくりました。
『伯爵夫人の相続人』企画も相当面白そうですね。やはり、今はOGの方が元気なんでしょうか。
by 福童 (2011-08-17 16:13)
なんすか、それ、楽しそう!!!
昔はファンとの距離もすごく近かったようですね。
今は、スターさんも小さくまとまっているし、
ファンとの距離も離れていっているように感じます。
みんな臆病になっているのかなあ。
いろんな企画にチャレンジできる雰囲気であってほしいです。
by 竜眼 (2011-08-19 22:17)