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ヅカファンである悦び [ヅカってなんだ?的記事]

(ちょっと追記しました)

ヅカファンである悦びって、なんだろう。


頭をからっぽにして、きらびやかなもので心も体も満たされる、リフレッシュ感。

素晴らしいパフォーマンスを目の当たりにする有り難み。

男役芸やラブシーンにドキドキする高揚感。

スターさんが劇場いっぱいに満たすオーラに浸っているときの、椅子から浮き上がりそうな幸福感。

過酷な状況の中で健気に努力する生徒さんへの、心からの尊敬。

大好きな生徒さんと目が合ったり、お手紙を渡せたり、会話が成立したりしたときの、天にも昇る気持ち。

舞台上から客席に投げかけられるパワーと、客席から舞台に返す熱気とが、循環している、愛の挨拶のライブ感。

退団の発表を悲しみながらも、千秋楽までにはファンの人たちが両思い感に満たされている、あの不思議な切なさ。

素晴らしい作品に出会って、公演している劇場がその作品の世界そのものであるかのように錯覚するほどの陶酔感。

駄作でもなんとか面白みをみつけようと友人たちがネタにしているのを面白がって聞いているときの小気味良さ。

スターさんをキャラクター化して楽しんだり、ちょっとした悪口や噂をひそひそと話してたのにすぐ忘れてしまったりといった、変な内輪受け感。

次はどんな作品が、どんなスターが登場するんだろう、と感じているワクワク感。

劇場の中も外も、見知らぬファンのみならず、劇場スタッフや演出家や関係者の全てが、自分の家族であるような一体感。

自分がそんな素晴らしい夢の世界の一員であり、心のふるさとを持っているという、誇りと安心感。

それに恥じないよう、自分も頑張ろうと思うときの充実感。


…そんなものが、今あるだろーか(涙)。部分的にはあるけど…

でも、本当はまだあると信じたい。ただ雲に隠れて見えないだけで。

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桃

チャオー!タイトルに惹かれてやってきました・・・
最近の宝塚にもドラマにも時代劇にさえ、ロマンを
感じない~進化しすぎてついていけなくなった。
とも言うのでしょうか、昭和の人間は古いから・・・
劇団の「もう年よりはイラン」スタンスを感じるわ
でも竜眼さんはもっと視野を広げて、臭いところには
フタをしてでも楽しむ方法をみつけてね~
by 桃 (2011-07-30 23:20) 

竜眼

いやー、私も最近の流行りものは全く理解できず。
薄味好みの最近の宝塚にもついていけず。
臭いところに蓋をするのも無理な性格だし。
どーしたらいいんでしょ〜ね。
by 竜眼 (2011-08-07 19:51) 

ほっとけーき

私の場合は「頑張っているジェンヌさんに負けないように、私もお仕事に頑張ろう!」という励み?です。
だから、「頑張って」から程遠い「モラルの低い」ジェンヌさんが増えるとモチベーションがだだ下がりなわけで…。

いまのご時世、こんなことを言うのも糾弾される対象になりかねないですが。
嫌な時代ですね。

いつも楽しく拝見しています。
これからもよろしくお願いします!
by ほっとけーき (2011-08-12 00:53) 

竜眼

ほっとけーきさま、コメントありがとうございます!
「頑張っているジェンヌさんに負けないように、私もお仕事に頑張ろう!」
わかります!!
あの人たち、まるで高校球児みたいに全力投球ですよね。
えらいなあってほんと感心します。
たまーにダレているのもご愛嬌……なんだけど、限度があるわけで。
せめて、より良くなろうと思っている、ってことは見せてほしいなあ。
自分も、より良くなろうとしなくちゃいけないんですけれども^^;
また感想きかせてくださいね。
by 竜眼 (2011-08-16 22:59) 

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