ノバ・ボサ・ノバ（東京宝塚劇場 6/25 15:30） [観劇メモ]
ノバボサってこんなに哀しい話なんだ！ 知らなかった…。
前回の月組版を観たときは、ディープなファンじゃなかったから、わからなかったのかな。ビデオを何十回見ても、生とは違うよね。
それとも、今回の演出が「初演に忠実に」だから気付いたのかな。
「初演に忠実に」の代表例が、フィナーレが無いことだと思うんですが、オールドファンのみなさまが「ノバボサにフィナーレがあるなんておかしい」ってやいやい言ってた意味が、初めてわかりました、すみません、今まで「？」でした。
正直、ビデオで何十回見ながら、「どうして中詰めのあと、一回静かになって、またすぐフィナーレになるのかな〜？？」って思ってた。うわー、私、今思えばバカだ、ほんと。
カーニバルを頂点として、ソールとエストレーラの恋が終わった。その喪失感。恋人を殺してしまった罪悪感と、でも保釈された解放感、結局のところマールも絶望的な喪失感を味わっている。自分のせいで殺されてしまったブリーザを思うオーロと、片思いを続けるラビオーサ。…単なる静かな場面じゃないんじゃん、カーニバルの終わった後の哀しさなんじゃん。自分の読解力の無さたるや…トホホ。
だからこそ、そのあとにシナーマンなんだ。ブラジルには人が鳥になる伝説があるんじゃないかと思う。不自由な人間が、鳥のように自由になって自然に帰りたい！ って、そういう場面なんじゃないかなって。カーニバルの浮かれようと、その後の哀しさと、そして鳥になりたいと叫んで終わるなんて、哀しいよ。ノバボサを見て、涙が出るとはね。
しかも、シナーマンって原曲は「罪人」って意味なのだそうだ。ほほ〜。（→http://blog.goo.ne.jp/earth12wind/e/6ffaf042f64062413d7a66842afa1821）罪深い人間だからこそ、鳥に憧れる。そう思うと、さらに泣けてくるやい。
・白華れみのブリーザが最高にかっこよかった。『太王四神記』のフィナーレでこの人の男前なダンスに惚れたんだけど、本領発揮だね。
・ともみんのマールがラテンのリズムを持っていてかっこよかった、見なおした。
・オーロはきっと誰がやっても私は不満だと思ってしまいそうだけど、ベニーのオーロは全然ダメだった。あの人はどうしてビシっとキザれないのだ？ 芝居のほうのコミカルな役とか、これまで多かったキレたキャラとかは、全部を持って行くぐらいにすごいのに。
・ビーナスの礼真琴、かわいいね。しかし注目はヘソだ。ヘソ出しは珍しい？ 要調査。
・副組長、黒塗りが美しい。さすがだ…。ゆらさんはネックレスを首にしてなかったっけ？ 要チェック。
・シスターマーマがかなりルーア神父に迫ってたけど、あれは初演通りの演出なのか、じゅんちゃんのキャラなのか。
：：：：：：：：本家はコチラです→a posteriori takarazuka：：：：：：：
前回の月組版を観たときは、ディープなファンじゃなかったから、わからなかったのかな。ビデオを何十回見ても、生とは違うよね。
それとも、今回の演出が「初演に忠実に」だから気付いたのかな。
「初演に忠実に」の代表例が、フィナーレが無いことだと思うんですが、オールドファンのみなさまが「ノバボサにフィナーレがあるなんておかしい」ってやいやい言ってた意味が、初めてわかりました、すみません、今まで「？」でした。
正直、ビデオで何十回見ながら、「どうして中詰めのあと、一回静かになって、またすぐフィナーレになるのかな〜？？」って思ってた。うわー、私、今思えばバカだ、ほんと。
カーニバルを頂点として、ソールとエストレーラの恋が終わった。その喪失感。恋人を殺してしまった罪悪感と、でも保釈された解放感、結局のところマールも絶望的な喪失感を味わっている。自分のせいで殺されてしまったブリーザを思うオーロと、片思いを続けるラビオーサ。…単なる静かな場面じゃないんじゃん、カーニバルの終わった後の哀しさなんじゃん。自分の読解力の無さたるや…トホホ。
だからこそ、そのあとにシナーマンなんだ。ブラジルには人が鳥になる伝説があるんじゃないかと思う。不自由な人間が、鳥のように自由になって自然に帰りたい！ って、そういう場面なんじゃないかなって。カーニバルの浮かれようと、その後の哀しさと、そして鳥になりたいと叫んで終わるなんて、哀しいよ。ノバボサを見て、涙が出るとはね。
しかも、シナーマンって原曲は「罪人」って意味なのだそうだ。ほほ〜。（→http://blog.goo.ne.jp/earth12wind/e/6ffaf042f64062413d7a66842afa1821）罪深い人間だからこそ、鳥に憧れる。そう思うと、さらに泣けてくるやい。
・白華れみのブリーザが最高にかっこよかった。『太王四神記』のフィナーレでこの人の男前なダンスに惚れたんだけど、本領発揮だね。
・ともみんのマールがラテンのリズムを持っていてかっこよかった、見なおした。
・オーロはきっと誰がやっても私は不満だと思ってしまいそうだけど、ベニーのオーロは全然ダメだった。あの人はどうしてビシっとキザれないのだ？ 芝居のほうのコミカルな役とか、これまで多かったキレたキャラとかは、全部を持って行くぐらいにすごいのに。
・ビーナスの礼真琴、かわいいね。しかし注目はヘソだ。ヘソ出しは珍しい？ 要調査。
・副組長、黒塗りが美しい。さすがだ…。ゆらさんはネックレスを首にしてなかったっけ？ 要チェック。
・シスターマーマがかなりルーア神父に迫ってたけど、あれは初演通りの演出なのか、じゅんちゃんのキャラなのか。
：：：：：：：：本家はコチラです→a posteriori takarazuka：：：：：：：
シナーマンってそういう意味なのか！
今回歌詞も色々と意味が判ると奥深いことがわかった･･･
鴨川先生って偉大な人だったんだなぁ
13年前ですら、ぼんやり観ていて恥ずかしいです。
>>・オーロはきっと誰がやっても私は不満だと思ってしまいそうだけど、ベニーのオーロは全然ダメだった。あの人はどうしてビシっとキザれないのだ？ 芝居のほうのコミカルな役とか、これまで多かったキレたキャラとかは、全部を持って行くぐらいにすごいのに。
⇒身体の基本がまっすぐじゃないんだと思う。腰とかどこか関節が悪いのだろうと。
この2年くらい紅くんには厳しい目を向けていたのですが、先日トークスペシャルをみて本人が大人になっていたので、ちょっと見直したところです。
これでビシっと決めることができたら完璧なのになぁと、やっぱり思いました。オーロは最初にみたピンちゃんが結構好きだった。
ピンちゃんのオーロは技術完璧なのに気持ちのどこかに黒いものが透けていてソールにはなれない人だった。タータンはソールになれる人だったし、りかちゃんなんてWキャストでやっても面白いのにとおもいながら観てたわ（笑）
・ビーナスの礼真琴、かわいいね。しかし注目はヘソだ。ヘソ出しは珍しい？ 要調査。
⇒非常に珍しい。初めてみたのは星組ベルバラで碧美沙さんが踊った時じゃないかな？芽映はるかちゃんのママです。
だんちゃんは腹筋は見せたけどおへそは出してないように思いますが？
新公のふうちゃんもチャーミングでしたが、娘役だとキャミの跡がくっきりでちょっと生々しい感じがしました。
・副組長、黒塗りが美しい。さすがだ…。ゆらさんはネックレスを首にしてなかったっけ？ 要チェック。
⇒そうなんだよー！それ、私の周囲ではすごい話題でした。
あのネックレスは首だろうって。踊りながら取るときに不自然だよね。
ゆらちゃんだけじゃなくて、今まで私が観た人は全員首にしてましたぁ
・シスターマーマがかなりルーア神父に迫ってたけど、あれは初演通りの演出なのか、じゅんちゃんのキャラなのか。
⇒シスターマーマは迫るのが基本。純真でおぼこい神父と、色々やり手なシスターの組み合わせでした。
だから、今回の涼さんは柄違いだとしか見えなくて唯一の配役ミスだと思っています。新公の礼くんがすごーーーーく良かったので、なんだったら抜擢しちゃえばよかったのにと思いました。
アレくらいがベストですね。芹香くんあたり使ってもよかったんじゃないか？
で、すずみんがシスターとかね
今夜で最後なのですが、ともみんマールが観れて嬉しい。
by hanihani (2011-06-28 11:08)
hanihaniさん、詳細にありがとうございました！
お返事遅くなってすみません><
>身体の基本がまっすぐじゃないんだと思う。
なるほど〜〜。だから衣装がいつもぐさぐさなんだ。
紅５でのスターオーラがすごいし、伸びしろありそうなので、
頑張ってほしいです。
>初めてみたのは星組ベルバラで碧美沙さんが踊った時
へーへーへー！ 何かの本で黒木ひとみさんが最初、というのを
読んだことがあるのですが、いずれにしても
若輩の私は観たことない方々ばかり…
へそ出しは今後も調べたいです。
>だから、今回の涼さんは柄違い
あーー、そういうことなんですね。
タニちゃんはピッタリだったのか。
by 竜眼 (2011-07-09 10:41)
追伸。
ネックレスを胸に隠しているのは、セクシーだとは思うんですが、
見えにくいですよねえ。
初演はどうなんでしょうね。
by 竜眼 (2011-07-09 10:42)