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風と共に去りぬ(帝国劇場 6/18 17:00)

正直、リカちゃんのメラニーなんて絶対キモいだろう、笑えるだろう、という怖いもの見たさで行ったんですが…。

予想に反して、全然かわいかった! 清らか〜な人に見えた。妊婦姿も自然だった。チャリティーの場面で立ち姿がきれいな人がいるなと思ったら、リカちゃんだった。なんてこった。いやはや、退団して7年、女優さんらしくなったじゃありませんか、紫吹さん。涙涙。まあ、ちょっと浮世離れした感じではあったけど、あの作品の中でかなり浮いてる人だと思うんで、かえって良かったと思います。メラニーさん。帰りに「メラニーの人よかったわね」て声を複数聞いたんですが…錯覚でしょうか。

で、リカメラニーがラブラブな岡田アシュレですが。なんか、はじめてアシュレという人を理解できた気がする。(まあ、映画は冴えない人だし、2001年雪と花はワタルというあまりにもキャラ違いだったから…)賢くて誠実であろうとして、本当は弱い人けど、それを隠してるところがちょっと素敵なのよねー。メラニーの死でおかしくなっちゃうのは、岡田浩暉の本領発揮。

米倉スカーレットは、浅はかで浅はかで。でもスカーレットって浅はかな人だから、それでいい。冒頭の例の白いドレスに緑のリボンは、似合わなかったなあ。。。チェックのドレスがかわいかった。

寺脇バトラーはチャラくてチャラくて。でもバトラーってわりとチャラい人だから、それでいい。男役っぽい動作がけっこうあった。

高橋ひとみ、若いね〜。いくつだっけ、この人。

しかし、風共ってこんな話だっけ? ミュージカルじゃなく、映画でもないから、かなり淡々としてる。そして不幸ばかりが続く。なんか、朝の連ドラみたいだ。荒廃した故郷を守るために頑張る女性。戦後の日本でウケたのもよくわかる。

宝塚版はけっこう変えてるんだなあ、とも思った。アシュレがヅカよりスカーレットに心動かされてるし。バトラーとスカーレットの子供っていたっけ? なんか、男と女は難しいわね〜てな話にも思える。でも、スカーレットもバトラーも宝塚っぽい高貴さがないから、「浅はかさ」イコール「逞しさ」だ、という話にも思えるなあ。

かのちかが妹役で、きゃんきゃん怒鳴ってた。可愛い笑顔が見れるのがカーテンコールだけというのは、ちょっと残念(子役と手つないでて可愛い)。南部のおばさま役で素敵な人がいると思ったら、岡千絵だった。芸の幅広すぎだよ! マミーの池谷のぶえは『トップガールズ』で子役やった人だ。この人も芸の幅広いなあ。

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福童

小学生の頃、世界文学全集を読破するのが流行ったんです。
復活とか大地とか赤と黒とかジャン・クリストフとか・・・・訳も判らず読みまくり競争してました。
『風と共に去りぬ』も読んだけど、よく結婚する人だなぁって言う感想しかなかったなぁ。レット・バトラーがどうして去って行くのかなんて全然判らなかったですね。(そんなこと小学生が判ったら怖いけど・・・・)
「壊れたものは壊れたものさ、その欠片を辛抱強く拾い集め、糊でつなぎ合わせさせすれば元通りだとは思えない。僕はその壊れた部分をじっと見つめていたい」
この名台詞なんて全く理解の外でした。
でも、今どき『風と共に去りぬ』なんて若い人は読まないよね~

米倉は宝塚でレット・バトラーやった方が似合うと思うんですよ。男役似合いそうなんだよね~。こういう人材が宝塚に入って来ないのが問題だと思います。
by 福童 (2011-06-22 11:38) 

竜眼

なんて教養のある小学生たち…!!
そのときは理解できなくても、絶対に肥やしになってますよ。
今の子は娯楽が多いから、世界文学全集なんて手に取らないでしょうね。
私も一度原作読んでみたいです。
米倉は主役オーラばりばりですから、バトラーも似合いそうですね。
肩幅もウエストも、男役にぴったりのガタイですし。
by 竜眼 (2011-06-27 22:02) 

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