東京は今こんなです２ [ヅカ的近況]
薄暗いロビー。ホワイエでのスカステ放送も無し。広告が消灯してあったり、洗面所の温水も切ってあったりして、ちょこちょこ節電している様子。
お向かいのシアタークリエでも、出演者が募金箱を持ってロビーに立っているのが見える。
幕があいて、生徒さんたちがそこにいることに驚く。ああ、当たり前だと思っていたことが、当たり前じゃなかったんだ。なんてありがたいんだろう。
退団公演だというのに、こんなことになって、でも立派に責任を果たしているまとびさんが、フレディという役と重なる。まとびさん、ありがとう。
キャシーに感情移入してフレディを追っかけまわしている気分と、まとびさんに感謝している気持ちと、今こうして公演を観ていられることのありがたさと、生徒さんたちの葛藤や頑張りに対する感動とが、かわるがわるにおそってきて、涙がとまらない。
終演後には組長とまとびさんの挨拶がありました。葛藤していたけれど、舞台に立ってお客様に温かく迎えられ、真っ直ぐな瞳で見つめられ、逆に元気をもらった、自分たちにできること、自分たちにしかできないことをしたい、と。
ロビーで生徒さんたちの募金活動。生徒さんたちが話し合って決めたという。観に来られない人に対しても、何かできることをしたいという気持ちがひしひしと伝わる。
生徒さんたちも、悩み、苦しんで、そして乗り越えようとしてるんだ。そのことが、私にはとてもうれしかった。仲間のような気がして。（自分は何も苦労してないのに、とてもおこがましいのですが。）誰もが不安や悲しみで苦しんでいる。孤独じゃないんだ。
「来週もまた劇場に来られますように。またみなさんに会えますように。ふみかさんに会えますように。」劇場を出るときに、こんなことを思うのは初めてだなあ、と気づく。
実は、16日の貸切（？）、行く予定です。
私がどんな立場なのか重々承知で声をかけてきた友人は
それでも、やっぱり友達でいたい人なので行くことにしてしまいました。
さすがに、娘に正直なことは言えません。
ただ、出かけるから、とだけ。
そこで、自分がどんなことを感じるのか
今から戦々兢々としている私は
16日の公演があることを信じています。
by ange (2011-03-27 22:19)
こんばんは（コメは初めてですがいつも拝読してます！）。
大劇場で観たときは単純に「ああ真飛さんたちの退団公演だなあ（泣）」と悲しんだり主人公と２番手の役柄に萌え萌えしたりしていましたが、こういうことが起きて、公演自体がどうなってしまうのかとっても心配でした。
うまく書けないんですけど、生徒さん達やお客さん一人一人が「タカラヅカ」な場に居合わせて役目を果たしているのがすごいな、と思います。このまま、なんとか無事に千秋楽まで頑張って欲しいです。機会があったらまたレポして下さい。
by サエダ (2011-03-28 20:21)
阪神大震災の直後の青年館で、泣きながら挨拶していた高嶺さんを思い出しました。
まさに「悩み、苦しみ、何かを乗り越えようとしている」姿でしたね。
青年館公演は中止になってしまいました。
大劇場や東宝にも負けないくらい、生徒さんやファンの大切な思い出のある青年館。
絶対復活して欲しいです。
by マダム・ヤン (2011-03-29 12:58)
この地震被害の大きさに心が痛みます。
花組公演がどうなってしまうのか、すごく心配しましたが、今回の形になって、共感できる部分がありました。
みんなが自粛自粛して日本全体が沈み込んだ様子になって、元気がなくなってしまうのはだめだと思います。
普通の生活ができる人たちは、節電して、無駄遣いをなくして、買い占めなんかしないで普通に暮らすことが経済的にもいいのではないかとも思います。今できることを精一杯やるという姿勢に賛成です。
私の周りでも、結婚式が延期になったり、送別会がなくなったり、飲食店の人や、観光関係の仕事の人が困っているみたいです。
花組公演によって、少しでも気持ちが楽になる人がいてくれたら・・・
素晴らしいことですよね
by さと (2011-03-29 23:08)
CSで初日画像を見てビックリしました。
花組にも東北や北関東出身者がいるし、複雑な心境なんだと思います。
現役生たちが一生懸命頑張って考えた結論がファンの考えと合致するならば宝塚は100年に一度の未曾有の難局を乗り越えられるかもしれませんね。
少し頼もしい気がしました。
ムラでは『バラの国の王子』で退団するK.Sさんが最後のお茶会の収益を義捐金として寄付したと聞きました。
普段は新聞も読んでない霞を食べてる人達だけど、ちゃんと社会人として行動できるんだなと感心しました。
彼女達の頑張りに期待したいと思います。
あ、一花の募金箱にも100円くらい入れてやって下さいね、お願いします！
by 福童 (2011-03-30 09:56)
angeさま、ついに観劇されるんですね…！
作品の出来は保証しかねますが、
生徒さんたちがキラキラしていることは保証します。
ただ、生徒がロビーに立っているのに、
公式には何も言わない劇団のやり方には、、、、（無言）
angeさまがどんなことをお感じになるか、私もドキドキです。
by 竜眼 (2011-03-31 21:59)
サエダさま、コメントありがとうございます！
いつもブログ拝見してます！
東京では萌え萌えポイントがさらに熱くなっているようですよ〜
こんな状況下でも、舞台上できっちり演じられている生徒さんに感服です。
しかも、生徒さんと観客の一体感はさらに高まったと思います。
募金活動でのお疲れが心配ではありますが。
千秋楽までなんとか無事に迎えられますように。。。
by 竜眼 (2011-03-31 21:59)
マダム・ヤンさま、いつもありがとうございます！
高嶺さん…生で拝見したことはないのですが、
映像でも、あの濃さが気になって気になって。
生で観たらファンになったかも、というトップさんです。
そんなことがあったんですね…はううう（涙）
ジェンヌさんは純粋で頑張りやさんですよね、いつだって。
ヴァレンチノが観られなくなってとても残念ですが、
みんなの思いのこもった青年館が無事復旧しますように。
by 竜眼 (2011-03-31 22:00)
さとさま、ありがとうございます＾＾
私も、極端な自粛モードはどうかと思います。
旅行会社にも影響しているんですねえ。
送別会ぐらいやっていいと思うのですが…
心配なこともたくさんあるけど、
できることは今まで通りやることも大切ですよね。
生徒さんたちはわざわざ東京に出てきて、
怖い気持ちもあると思うのですが、
初心者ファンの知人が観劇を楽しみにしていることもあり、
公演を続けることが、多くの人を元気づける面もあるよなあ、
と思ってます。
by 竜眼 (2011-03-31 22:04)
福童さま、コメントありがとうございます！
一花ちゃんが当番の日にまだ当たらないので、次こそはっ
裁判で観劇意欲の落ちたわたくしですが、
今回の件では生徒さんとの一体感を感じて、
なんだか観劇意欲が高まってしまいました^^;
生徒とファンの間にはあまり溝はないんだなあ、と。
これが組織にも反映されれば、この震災を乗り越え、
100周年後も続くかもしれませんね。
それにしてもK.Sさん、素敵すぎる〜！
by 竜眼 (2011-03-31 22:06)