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グッバイ、チャーリー(東京芸術劇場 9/16 19:00) [観劇メモ(ヅカ以外)]

2005年のストレート版は3回観てます、たしか。そんときの感想はブログやってなかったから残ってないんだけども、なかなか好きな話です。女たらしの男チャーリーが死んで女に生まれ変わって改心するという、リアリティを持ちにくい話なんだけどね。チャーリーの我がままっぷりや男女を行き来するコミカルさ、そして、それを支える親友ジョージの包容力が魅力的な、いいお話なんです。

リカちゃん(紫吹淳)のチャーリーは、4年前よりも男女の切り替えが自然。シームレス。いや、そもそも男も女も自然になったと言うべきか。以前の「作ってます!」って感じじゃなくなったね〜。ターコさんだったか、なつめさんだったかが、退団してすべて壊して、そこから新たに男役を作る、って言ってたけど、リカちゃんもそこまで出来たのかなあ、とちょっと思った。(贔屓目?)スーツ姿の補正も、女優を踏まえたうえでの細めのラインになってたように思う。

だからチャーリーはより魅力的になっていた。

んだけどなー。なんだか話には入り込みにくかった。

相手役の貴水博之がガングロ茶髪だからか? まじめなジョージ役には似合わなーい! 大浦龍宇一さーん、帰ってきてー!! って。

いやー、そのせいじゃないんだな。最初こそそう思ったけど、途中から全く気にならなくなった。この人、基本的に芝居上手いよね(以前観た芝居の感想)。バンド畑から舞台に進出してる人で成功してる人もいるから、がんばってほしいです。(でもさすがに、ガングロ茶髪はイメージを限定するよなあ…。)

ほかのキャストも、前回と違うなりにそれぞれいいところがあったし。

話も、前回よりずっとわかりやすーくなってた。前回は改心するまでに3日しかなくて不自然だったけど、今回は49日(それも日本的すぎるが)。前回は別の女性に生まれ変わったが、今回は同じ体で女に変身した。ジョージのために偽の日記を使って映画製作を売り込むって話、前回もあったっけ? 最初と最後に男役姿がばっちりあって、違いがわかりやすいし。ラストにジョージが、やっぱりチャーリーのことが好きだ! と叫ぶのも、前回にはなかったと思う。話の作りとしては、すごく明瞭になった。

特に、ラスト近くで、かつて自分がもてあそんだ女たちを、改心した(でもそうとは知られていない、見た目が女に変身しちゃったから)チャーリーが抱きしめるシーンなどは、今回新しい趣向だと思うが、思わず涙が。男役だったリカちゃんの良さを強調できるように改変してくれたんだなー、とありがたい。

うーん、いまいちなのは音楽のせいかなあ? 貴水博之の相方浅倉大介が担当。どうにもミュージカルっぽくなくて耳に残らない。貴水博之の歌い方がミュージカルっぽくなく、バンド畑の、のどを絞るような歌い方で、違和感があったけども。。。あ、あと、音楽が打ち込みなのが抵抗感あった。ミュージカルは絶対に生楽器で、とまでは言わないが、紫吹さんのあの重苦しいクラシカルなくさーい雰囲気には、打ち込みは全く合わないっす。これは断言。

んー、音楽っていうか、ミュージカルとしての完成度、かなあ。不満に思うのは。

ミュージカルナンバーって、どういうところに入るべきなのだろうか。鈴木裕美は、ミュージカルの作り方は芝居と一緒で、技術的に習得できるものだ、というようなことを言っていたが、自分にはまだまだ(作ってないし)わからない。

登場人物の感情が高まったら、心情を歌う。…ってのは基本なんだけど、どれも似たような曲なんだよね。歌われている感情そのものも似たようなものに思えちゃう。だから、それぞれの登場人物の代表的なナンバーになっていない! 周囲の楽しそうな人たちが盛り上げるためにコミカルな場面を担当する。…これはまあまあ面白かったかな。エステの場面で、バスローブで歌い踊るオカマ役の小林十一(笑)。

でも、もっとこう、チャーリーが「俺って我が儘なんだぞー」みたいなナンバーとか(銀ちゃんみたいな)。ジョージが具体的に学生時代を思い出すナンバーとか。アレックスとラスティが和解するところでデュエットとか。そこにチャーリーとジョージがかぶさって、二人のナンバーになって。なーんてのが、あってもいいんじゃない?

日本人がミュージカルを作るって、難しいんだろうなあ…。

アレックス役の鈴置洋孝さんは前回の公演のあと亡くなったんだよね。今回は水谷あつし。ラスティは坂本法子、いやー、いろんなところでお見かけしますね。ジェニファー役が前回は、リカファンミーティングの司会もしてくれた池澤春菜だったけど、今回もここはオスカー枠らしく、本田有花。かなり下手っぴだったが、ちっちゃくてかわいい。フラニーだけが前回と同じ斎藤レイさん。この人の芝居、いいよね〜。そして、マネージャー役に小林十一! 板についてないオカマ役。だけど、まるで日舞の型のようにきっちりきっちりオカマ動作をするのが、美しい(笑)。あと、澪乃せいらがアンサンブルで出てた!

そうそう、前回は「男とは」「女とは」「オカマになんかなりたくない」って、差別がものすごくたくさんあって、そこはとても嫌っだった。すごくいい芝居だけど、ゲイの友達は誘えないなって思ってた。でも、今回はそういう差別がなくなってて、本当に良かったと思う。(オカマ役の描かれ方が差別かもしれないけど…難しいやね…)

ちなみに、前回の脚本・演出=堤泰之、今回の脚本・演出=樫田正剛。あらっ、原作者の名前もジョージなんだね。意味深!

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今、「蒲田行進曲」見てます。図らずも石田昌也絶賛大会になっておりますが、その記事は連休後になりそう。連休はムラで〜す。ベルばらは一回しか観ないかも〜(笑)
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