ミーマイの疑問 まとめ [観劇メモ]
花組版『ME AND MY GIRL』も、この連休で千秋楽。あっというまだね〜。じいちゃんチェックで忙しくて、マメ&さあやのアドリブとか、全然見れてなかったしなあ。フィナーレの青タキシードのふみかちゃん、じいちゃんから一転してかっこよすぎ、何度でも観たかったしなあ。短すぎるよー。
今までの記事をまとめました。(わかんないとこもそのまま)
<貴族制度>
・ビルの名前が「ウィリアム・スナイブスン」ってなってるけど、ヘアフォードさんじゃないの? パーチェスターに言われる名前はどうしてあんなに長いの?
・ヘアフォード家の人たちって、苗字いろいろだけど、どうしてそれで同じ家なの?
・マリアとジャッキーが今回は親子! なのに苗字が違うのは何故?
→「ヘアフォード伯爵」は領地を示しているんですね。それ以外にもたーくさん名前がある。『爵位を表す呼称(Lordなど)・ファースト・ネイム・近い先祖に因む名前・遠い先祖に因む名前・一族伝来の名前・基本の苗字・別の苗字(母方の格式が同等か上回る場合など)・オブ・所領の地名』がフルネームだそうです。パーチェスターが長々と言うのは、これなんですね。(http://www003.upp.so-net.ne.jp/detective_story/memo/memo08_aristocrat.htm)
・上院でなんでスピーチするの?
→イギリスの上院って、貴族だけで構成されてんだね。かなり形骸化してるとか。。。
・先祖が怖い人ばっかりなんだけど…
→日本のお公家さんは武士じゃないからぴんとこないけど、ヨーロッパの貴族は基本、軍人。軍功をあげることが、高貴な身に伴う義務なのだそうだ。
・トマスとかシモンとかの先祖って、実在? モデルがいる?
→シモン・ド・ヘアフォードはシモン・ド・モンフォールらしい。(http://ryutoan.blog59.fc2.com/blog-entry-218.html)
・祖先の貴族にもいろいろな格好があるんだなあ。ふーふーしてる人は何をしてるの? 詳しい人なら服装でいつの時代のなんの人ってわかるのかな。
・ジャッキーとジェラルドがマリアの姪と甥ってことは、いとこ同士? ビルもだよね? いとこ同士の結婚はOKってことよね?
・サリーは話し方を変えるだけで上流階級の仲間入りできんの? それは女性だから? せいぜい中流階級(金持ち商人とか)ってとこ?
・今も貴族ってこんな暮らししてるの?
→第一次大戦前後に、税金の仕組みが変わったりして、貴族は贅沢な暮らしをほとんどできなくなってしまったとか。今は平民と同じような暮らしをしている貴族もたくさんいるそうです。
<貴族のおうち>
・メイフェアってどこ?
→ロンドンの高級住宅地の象徴。
・じゃあ、メイフェアとランベスの位置関係は?
→なんと、メイフェアとランベスは直線距離で3キロしか離れてない! えええええ。てっきり、田園調布と浅草ぐらい離れてるのかと思ってたよ。よく考えたら、本郷と谷中だって、坂ひとつ隔ててるだけだけど、山の手と下町だもんねえ。
・なんで家の中に若者がテニスしに来てるの? 開放してるの? ロンドンのメイフェアって、いくら貴族だからってそんな広大な土地持ってないよね?
→舞台中のヘアフォード家のお屋敷って、メイフェアにあるわけじゃなくて、田舎の、いわゆるカントリーハウスってやつらしい。冒頭に「週末にヘアフォードに行こう、ロンドンは退屈」って歌ってるもんね。
となると、「ランベスウォーク」で「メイフェアの歩き方ができない」って言ってるのは、メイフェア=上流階級って意味なんだね。
<貴族の暮らし>
・なんで家の中に株の仲買人がいるの?
→貴族は働かない。地代で暮らしてる。そのおかねを運用してくれるのが、株の仲買人。
でも、貴族と同じくらいお金持ちの商人がいて、ジェラルドはそういう人たちから借金している。彼らは貴族に憧れているから、貴族にお金を貸すことを名誉だと思っている。
ジャッキーにしてみれば、そういう金持ちと結婚するのも選択肢の一つなのかも。だから、ジャッキーと仲買い人のダンスがあるわけだ。
・パーティに来た組み合わせと、ディナーに向かう組み合わせが違うのは、ランベスウォークで盛り上がったから?
→ディナーはまた別の組み合わせが決められてて、その組み合わせでディナーの部屋に向かって、隣あって食べるんだって。決めるのは主催者。ということは、マリアは自らビルとカップリングしたんだ。
・ジャスパー卿は侯爵夫人のお友達で、親戚じゃない? なのに家族扱いって変じゃない?
→『マイフェアレディ』のピカリング大佐(ジョン卿の台詞にも「友達のピカリング大佐」って出て来る)みたいに、上流階級同士の連帯感で、おうちに居続けることは、よくあることだったらしい。
・ところで…ジャスパー卿のあれ、あんなんで本当に補聴器なの?
→そうらしい。でも、当時としても古い形だったみたいですね。(http://home.a01.itscom.net/tcoh/history.htm#%E8%A3%9C%E8%81%B4%E5%99%A8%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2)
・どうしてバターズビー卿はアル中で、ジャスパー卿はボケてて、ジェラルドは間抜けで、ジャッキーはイケイケで品がないんだろう。
→貴族って…、アホばっか、ってこと!? ってことは、このミュージカル、ひょっとして庶民が貴族をシニカルに見てるお話なんじゃ???
<召使たち>
・かぼちゃのスープを持ってるメイドは、なぜビルに答えないんだろう。
→単なる使用人は貴族と口を聞いてはいけないんだって。執事とチーフメイドだけが貴族とお話できる。ランベスウォークで一番最後まで踊らないのは、マリアとジョン卿と、あと執事とチーフメイド。中間管理職的な立場上、踊らないようにしてるんだろうね。
<下層階級>
・「俺と、俺の女の子」って、女は所有物じゃないぞー。
→当時の下層階級の考え方なら、15歳ぐらいで同棲して、彼女が別の男としゃべっただけで怒るのは、よくあることなのだそうだ…。
安宿で10代の少年少女が乱交パーティのようになっていたり、少女は売春、少年は盗み、学校に行くのはよほど恵まれた子たち、、、という話が載っている本→『ロンドン路地裏の生活誌』(ヘンリー・メイヒュー 原書房)ビクトリア朝時代だから、ミーマイよりは前の時代だけども。
でも、ビルは字が読める! ボブも字が書ける! サリーは学校に行ってた!
・ビルやサリーは、マイフェアレディのイライザみたいに、コックニー訛りってことなの?
→ロンドン版CDで、ちゃんと「えい」の発音を「あい」って言ってるのが聞き取れました。(例:take=たいく)特にランベスウォークにはそういう単語が多用されてる!
・ランベスの街角でなにか冊子を配ってるのはなに?
<豆知識>
・「顔以外をひっぱたけば」というビルのアドバイスどおり、ジャッキーとジェラルドが、袖にひっこんで、ぱしぱし叩く音がしたあと、あっというまにくっつく理由がわからない
→なななんと、欧米ではお尻ペンペンがセクシーなことだとか!?「スパンキング」というそうです。この単語で検索すると、エッチなサイトがヒットするので注意。全く思いもしませんでした。私ってウブだわ〜(笑) ってことは、「ジャッキーが僕と苦労を共にしてくれるって」ってセリフ、苦労=SM的な意味!?
・LAMB&FLAGって? 羊肉と…?? お店の看板に書いてあった。
→イギリスのパブの伝統的な看板だそうで。元々は、旗をかつぐ子羊の絵柄でイエスキリストを表しているのだそうだ。
・「ある植民地の女のために退位した国王様」って誰?
→エドワード8世のことか。1936年、アメリカ人と結婚するために一年足らずで退位。しかし、アメリカはもうとっくに独立してるのにね(笑)
・「雌豚の耳から絹の財布を作る」って、ことわざ?
→You can't make a silk purse out of a sow's ear.「悪い素材からよいものを作ることはできない」ということだそうです。日本のことわざだと何だろうなあ?
・「太陽の黒点のせいかもしれん」って台詞、唐突じゃない?
→1934年にアルゼンチンの経済学者が「太陽と経済の関係」という論文を発表したそうです。(http://moneykit.net/from/topics/topics06_03.html)黒点が経済に影響するって、有名? 緑豆は「知ってるよー、有名じゃん」って言ってたけど、それはあんたが商学部出身だからじゃ?
<作品について>
・作曲・作詞家のキャリアは? ほかに有名な曲は?
→ジャズのスタンダードナンバーとかになってるのは無いみたい。
・なんでだいぶたってから再演したの?
→作曲家の息子が再演をプロデュース。脚本が残っておらず苦労したらしい。
http://www.musicpenclub.com/talk-200805.html
http://www.musicpenclub.com/talk-200806.html
初演のヴィクトリアパレス劇場って、メイフェアとランベスの中間地点ぐらいにあるんだね。
・初演は1937年。ヒギンズ教授のことが出てくるけど、『マイフェアレディ』の初演は1956年。おかしくない?
→帝劇のパンフによると、1985年の再演で付け加えられたそうだ。ただ、原作のバーナード・ショー『ピグマリオン』の初演は1913年で、1938年映画化だから、言わなくても「発音を直す」と言えば、ああ、あれね、ってわかったのかも?
なんと、『マイフェアレディ』は「メイフェアレディ」の訛った言い方をかけているんだって!
・ランベスウォークって、正直、、、かっこわるくない?
→当時、ランベスウォークがすごく流行って、バッキンガム宮殿を行進したり、反ナチ映画にも登場したとか。参考になります→http://platea.jugem.jp/?cid=11 今のランベスの街はミーマイで街起こししてるそうです。
***
その他の参考文献
『イギリス貴族』(山田勝 創元社 1994)
『イギリス貴族』(小林章夫 講談社新書 1991)
『講座『マイ・フェア・レディ』—オードリーと学ぼう、英語と英国社会』(米倉綽(編) 英潮社 2005)←この本、面白かった!
ほかにも、「一度ハートを失ったら」の意味などは→Blue Fountainさん
マリアとジャッキーの関係については→健全な夜のおたのしみを求めてさん
::::::::本家はコチラです→a posteriori takarazuka:::::::
今までの記事をまとめました。(わかんないとこもそのまま)
<貴族制度>
・ビルの名前が「ウィリアム・スナイブスン」ってなってるけど、ヘアフォードさんじゃないの? パーチェスターに言われる名前はどうしてあんなに長いの?
・ヘアフォード家の人たちって、苗字いろいろだけど、どうしてそれで同じ家なの?
・マリアとジャッキーが今回は親子! なのに苗字が違うのは何故?
→「ヘアフォード伯爵」は領地を示しているんですね。それ以外にもたーくさん名前がある。『爵位を表す呼称(Lordなど)・ファースト・ネイム・近い先祖に因む名前・遠い先祖に因む名前・一族伝来の名前・基本の苗字・別の苗字(母方の格式が同等か上回る場合など)・オブ・所領の地名』がフルネームだそうです。パーチェスターが長々と言うのは、これなんですね。(http://www003.upp.so-net.ne.jp/detective_story/memo/memo08_aristocrat.htm)
・上院でなんでスピーチするの?
→イギリスの上院って、貴族だけで構成されてんだね。かなり形骸化してるとか。。。
・先祖が怖い人ばっかりなんだけど…
→日本のお公家さんは武士じゃないからぴんとこないけど、ヨーロッパの貴族は基本、軍人。軍功をあげることが、高貴な身に伴う義務なのだそうだ。
・トマスとかシモンとかの先祖って、実在? モデルがいる?
→シモン・ド・ヘアフォードはシモン・ド・モンフォールらしい。(http://ryutoan.blog59.fc2.com/blog-entry-218.html)
・祖先の貴族にもいろいろな格好があるんだなあ。ふーふーしてる人は何をしてるの? 詳しい人なら服装でいつの時代のなんの人ってわかるのかな。
・ジャッキーとジェラルドがマリアの姪と甥ってことは、いとこ同士? ビルもだよね? いとこ同士の結婚はOKってことよね?
・サリーは話し方を変えるだけで上流階級の仲間入りできんの? それは女性だから? せいぜい中流階級(金持ち商人とか)ってとこ?
・今も貴族ってこんな暮らししてるの?
→第一次大戦前後に、税金の仕組みが変わったりして、貴族は贅沢な暮らしをほとんどできなくなってしまったとか。今は平民と同じような暮らしをしている貴族もたくさんいるそうです。
<貴族のおうち>
・メイフェアってどこ?
→ロンドンの高級住宅地の象徴。
・じゃあ、メイフェアとランベスの位置関係は?
→なんと、メイフェアとランベスは直線距離で3キロしか離れてない! えええええ。てっきり、田園調布と浅草ぐらい離れてるのかと思ってたよ。よく考えたら、本郷と谷中だって、坂ひとつ隔ててるだけだけど、山の手と下町だもんねえ。
・なんで家の中に若者がテニスしに来てるの? 開放してるの? ロンドンのメイフェアって、いくら貴族だからってそんな広大な土地持ってないよね?
→舞台中のヘアフォード家のお屋敷って、メイフェアにあるわけじゃなくて、田舎の、いわゆるカントリーハウスってやつらしい。冒頭に「週末にヘアフォードに行こう、ロンドンは退屈」って歌ってるもんね。
となると、「ランベスウォーク」で「メイフェアの歩き方ができない」って言ってるのは、メイフェア=上流階級って意味なんだね。
<貴族の暮らし>
・なんで家の中に株の仲買人がいるの?
→貴族は働かない。地代で暮らしてる。そのおかねを運用してくれるのが、株の仲買人。
でも、貴族と同じくらいお金持ちの商人がいて、ジェラルドはそういう人たちから借金している。彼らは貴族に憧れているから、貴族にお金を貸すことを名誉だと思っている。
ジャッキーにしてみれば、そういう金持ちと結婚するのも選択肢の一つなのかも。だから、ジャッキーと仲買い人のダンスがあるわけだ。
・パーティに来た組み合わせと、ディナーに向かう組み合わせが違うのは、ランベスウォークで盛り上がったから?
→ディナーはまた別の組み合わせが決められてて、その組み合わせでディナーの部屋に向かって、隣あって食べるんだって。決めるのは主催者。ということは、マリアは自らビルとカップリングしたんだ。
・ジャスパー卿は侯爵夫人のお友達で、親戚じゃない? なのに家族扱いって変じゃない?
→『マイフェアレディ』のピカリング大佐(ジョン卿の台詞にも「友達のピカリング大佐」って出て来る)みたいに、上流階級同士の連帯感で、おうちに居続けることは、よくあることだったらしい。
・ところで…ジャスパー卿のあれ、あんなんで本当に補聴器なの?
→そうらしい。でも、当時としても古い形だったみたいですね。(http://home.a01.itscom.net/tcoh/history.htm#%E8%A3%9C%E8%81%B4%E5%99%A8%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2)
・どうしてバターズビー卿はアル中で、ジャスパー卿はボケてて、ジェラルドは間抜けで、ジャッキーはイケイケで品がないんだろう。
→貴族って…、アホばっか、ってこと!? ってことは、このミュージカル、ひょっとして庶民が貴族をシニカルに見てるお話なんじゃ???
<召使たち>
・かぼちゃのスープを持ってるメイドは、なぜビルに答えないんだろう。
→単なる使用人は貴族と口を聞いてはいけないんだって。執事とチーフメイドだけが貴族とお話できる。ランベスウォークで一番最後まで踊らないのは、マリアとジョン卿と、あと執事とチーフメイド。中間管理職的な立場上、踊らないようにしてるんだろうね。
<下層階級>
・「俺と、俺の女の子」って、女は所有物じゃないぞー。
→当時の下層階級の考え方なら、15歳ぐらいで同棲して、彼女が別の男としゃべっただけで怒るのは、よくあることなのだそうだ…。
安宿で10代の少年少女が乱交パーティのようになっていたり、少女は売春、少年は盗み、学校に行くのはよほど恵まれた子たち、、、という話が載っている本→『ロンドン路地裏の生活誌』(ヘンリー・メイヒュー 原書房)ビクトリア朝時代だから、ミーマイよりは前の時代だけども。
でも、ビルは字が読める! ボブも字が書ける! サリーは学校に行ってた!
・ビルやサリーは、マイフェアレディのイライザみたいに、コックニー訛りってことなの?
→ロンドン版CDで、ちゃんと「えい」の発音を「あい」って言ってるのが聞き取れました。(例:take=たいく)特にランベスウォークにはそういう単語が多用されてる!
・ランベスの街角でなにか冊子を配ってるのはなに?
<豆知識>
・「顔以外をひっぱたけば」というビルのアドバイスどおり、ジャッキーとジェラルドが、袖にひっこんで、ぱしぱし叩く音がしたあと、あっというまにくっつく理由がわからない
→なななんと、欧米ではお尻ペンペンがセクシーなことだとか!?「スパンキング」というそうです。この単語で検索すると、エッチなサイトがヒットするので注意。全く思いもしませんでした。私ってウブだわ〜(笑) ってことは、「ジャッキーが僕と苦労を共にしてくれるって」ってセリフ、苦労=SM的な意味!?
・LAMB&FLAGって? 羊肉と…?? お店の看板に書いてあった。
→イギリスのパブの伝統的な看板だそうで。元々は、旗をかつぐ子羊の絵柄でイエスキリストを表しているのだそうだ。
・「ある植民地の女のために退位した国王様」って誰?
→エドワード8世のことか。1936年、アメリカ人と結婚するために一年足らずで退位。しかし、アメリカはもうとっくに独立してるのにね(笑)
・「雌豚の耳から絹の財布を作る」って、ことわざ?
→You can't make a silk purse out of a sow's ear.「悪い素材からよいものを作ることはできない」ということだそうです。日本のことわざだと何だろうなあ?
・「太陽の黒点のせいかもしれん」って台詞、唐突じゃない?
→1934年にアルゼンチンの経済学者が「太陽と経済の関係」という論文を発表したそうです。(http://moneykit.net/from/topics/topics06_03.html)黒点が経済に影響するって、有名? 緑豆は「知ってるよー、有名じゃん」って言ってたけど、それはあんたが商学部出身だからじゃ?
<作品について>
・作曲・作詞家のキャリアは? ほかに有名な曲は?
→ジャズのスタンダードナンバーとかになってるのは無いみたい。
・なんでだいぶたってから再演したの?
→作曲家の息子が再演をプロデュース。脚本が残っておらず苦労したらしい。
http://www.musicpenclub.com/talk-200805.html
http://www.musicpenclub.com/talk-200806.html
初演のヴィクトリアパレス劇場って、メイフェアとランベスの中間地点ぐらいにあるんだね。
・初演は1937年。ヒギンズ教授のことが出てくるけど、『マイフェアレディ』の初演は1956年。おかしくない?
→帝劇のパンフによると、1985年の再演で付け加えられたそうだ。ただ、原作のバーナード・ショー『ピグマリオン』の初演は1913年で、1938年映画化だから、言わなくても「発音を直す」と言えば、ああ、あれね、ってわかったのかも?
なんと、『マイフェアレディ』は「メイフェアレディ」の訛った言い方をかけているんだって!
・ランベスウォークって、正直、、、かっこわるくない?
→当時、ランベスウォークがすごく流行って、バッキンガム宮殿を行進したり、反ナチ映画にも登場したとか。参考になります→http://platea.jugem.jp/?cid=11 今のランベスの街はミーマイで街起こししてるそうです。
***
その他の参考文献
『イギリス貴族』(山田勝 創元社 1994)
『イギリス貴族』(小林章夫 講談社新書 1991)
『講座『マイ・フェア・レディ』—オードリーと学ぼう、英語と英国社会』(米倉綽(編) 英潮社 2005)←この本、面白かった!
ほかにも、「一度ハートを失ったら」の意味などは→Blue Fountainさん
マリアとジャッキーの関係については→健全な夜のおたのしみを求めてさん
::::::::本家はコチラです→a posteriori takarazuka:::::::
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