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ハウ・トゥー・サクシード(東京芸術劇場中ホール 5/3 16:30) [観劇メモ(ヅカ以外)]

『Guys and Dolls』のフランク・レッサーが作曲ということで、どうしても観たかったミュージカル。ヅカでやったときはまだヅカファンじゃなかったし、著作権だので映像残ってないし。(←追記:思い違いでした。ビデオ出たそうです。Uさん、ありがとう!)

で。

微妙でしたな〜。窓ふきの青年が機転だけで出世する話なんだけど、その機転の内容のありえなさ、面白さ、「そんなんで上手くいくわけないだろー」ってのを笑うはずが、あんまり笑えないの。わかりにくいのかな。ほかのアドリブ場面とかと、明確に区分けされてないからかも。演出にメリハリがない気がした。ここが笑うとこですよー、ここがウットリするところですよー、ってのが、淡々と流れすぎて、もったいなかったです。

そもそも、機転だけで出世するってのが、日本人からすれば姑息で狡い感じがするってのもあるかも。でも、主役の西川貴教は愛嬌があって、この難しい役にとっても合ってたと思う(歌い方はミュージカル的ではなくて、歌詞や心情がちと伝わりづらかった)。 新人公演で主役をやったきりやんも、きっとピッタリだったのではないかなあ。

ナンバーとしては、「長い一日が終わった」と帰宅するエレベーター前で、ディナーに誘ってほしいヒロインと、お金がないから誘えない主人公の独白がかみ合わない場面が面白かった。あと、窮地に陥りそうな主人公が鏡を見ながら「I believe you」と歌う後ろで、重役たちが「やつはヤバイ、陥れろ」と歌う、パウダールームの場面。複数の思惑が同時に絡み合うのが、ミュージカルナンバーの面白いところなわけで。

社長の団時朗、かっこいいぃ。岡田真澄亡きあと、アメリカのダンディなおじさんはこの人が一手に引き受けそうね。浦嶋りんこのソロは最後しかなくて残念だったけど、さすがに素晴らしいですね。あのソロがなかったら、最後の大団円の説得力がなかったのでは。頭が悪いのに主人公に意地悪ばっかりするバドという役をやってた藤本隆宏は「ベルリン トゥ ブロードウェイ」に出てた人なのか。全然違う役どころでビックリ。

カーテンコールで客席から「××ーー!!」(西川の愛称なのだろう)というかけ声がいっぱいかかっていたのには驚いた〜。ヅカの、トップスターのためのコンサート形式のだって、あそこまでは叫ばないよね。元気がよくて、楽しそう。ヅカファンはやっぱり大人しいのだな。。。

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