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ヤフオク詐欺について裁判所に相談する [ヤフオク詐欺]

警察署で勧められたので、その足で簡易裁判所にも行く。

こちらは、大学の事務棟みたいな感じ。ぴっかぴかで、荘厳な建物。警察が生身の人間を扱う場所なら、裁判所は生身の人間が起した事件を抽象的に判断していく観念の場所なんだなあ。簡易裁判所の受付は、ほんとに区役所みたい。区役所か大学の事務か、というお姉さんが理路整然と説明してくれる。

「つまり、債務不履行による、売買契約の解除と、返金要求、ということですね」。…、あ、そういうふうに言うのね、法律的には。へぇ~。「売買契約を解除する、ということは内容証明郵便には書きましたか?」えっ、書いてない、まずい? 「チケットが用意できないなら返金してください、という文面ですか。そうですね、これで売買契約の解除、というふうに読み取れますから、大丈夫です」。へぇ~。いろんな事象を細かく割り振っていくんだねー。

で、やり方としては、小額訴訟以外にもいろいろな手立てがあるらしい。「この事案ですと…」事案だって! 事案! 

支払い督促=書類上での訴訟。楽。ただし相手方の裁判所で起すものなので、もめたらそっちまで行かなくちゃならない。慰謝料も請求できない(書記官が処理するもので、裁判官がタッチしないから、高度な判断はできない)

調停=本来ならこれが筋だが、相手方の裁判所で行うので、交通費がかかっちゃうし、何度も行くことになってしまうかも。

訴訟=小額訴訟と費用はたいして変わらない。ちょこちょこやるので時間がかかる。慰謝料も請求できる(ただし、その部分が判決で認められることは少ないが)。こっちの裁判所で行う。

小額訴訟=訴訟の一種だが、一回で終わるので楽。一回で終わらせるために一日2件しか入れられず、法廷が開かれるのはだいぶ先になってしまう。証拠や証人を揃えておくことも必要。こっちの裁判所で行う。

もし相手がゴネたら? 支払われてない! と「ない」ことを証明するのは悪魔の証明。支払った! とこっちが言えれば大丈夫なのだそうだ。相手が、チケット送ったのに! と言っても、こっちは送られてない。「ない」は証明できないから、証明するのは「送った」と言い張る相手のほう。つまり、送ったという証明を相手が持ってなければ大丈夫ということになる。

んー、どれがいいのかね~? もちろん、どの方法でも100%成功するというわけではないみたいだけど。

ただ、返金ということを考えると、裁判所のほうで進めたほうがいい感じだね。が、緑豆いわく「最初は返金しろって感じだったけど、今は正義感がめらめらと燃えている!」(なんの台詞だっけ、それ) ふーん、あたしゃ、ますます返金しろって気持ちよ。「でも、それ、僕のお金じゃん」。そーだよね、あんたが観るために落札したんだからね。んー、つまりは、プライド? 返金させて、ぎゃふんといわせたいのよ! ま、逮捕でもいーけど。「もっと、世のため人のためって気持ちにはならないの?」とりあえずは自分の名誉回復だよなー。武士の一分っていうんですか?(ちゃうちゃう)

警察の人も、裁判所の人も、「難しいけど、泣き寝入りしていいということはありませんから。とにかく行動は起こしてください」と、まったく同じことを言っていたのが印象的。「善」「正義」という建前のために働いている人たちなんだなぁ、世の中そればっかりじゃないけど、そういう職業の人がいるってことはすごく大事だよなあ、としみじみする。

とりあえず、相手の家を観察(返金する能力があるか、どんな財産を持ってるか)と、電話かけ、ともう一度内容証明、をやってみます。

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