SSブログ

ヤフオク詐欺について警察に相談する [ヤフオク詐欺]

内容証明郵便で「10日以内に返金しろ!」と送ったのだけれども、10日たっても返金されないので、そろそろ次のアクションを起す頃合になりました。とりあえず警察に「被害届出したいんですけど~」って行けばいいんじゃない? さー、行こう。

と思ったら、緑豆から待ったがかかる。「祝日だから警察やってないんじゃないの」えー、警察は年中無休でしょぉ、何言ってんの、バっカじゃないの。「でも、殺人とか強盗は受け付けるかもしれないけどさー、詐欺は違うかもしれないじゃん!」というわけで、緑豆が電話。「そういうことでしたら、とりあえず住民相談という形で来ていただけますか。平日しかやってないんですが」…緑豆の慎重さが吉と出た。

平日ってことは、休みとらなきゃ、だわ。ただでさえヅカ休みで年休少ないのに。お金より、年休返せってか。早速、翌朝「急用で役所に行かなきゃならなくなりまして」と職場に電話して警察へ。ま、役所だよね、警察も。

警察って、ぼろい学校みたい。狭いところに、人がごちゃごちゃいる。机とか椅子とか使い込んでる感じなんだけど、そんなことも気にせず、ガタイのいい男の人たちが、一生懸命お仕事してる。「やぁやぁ、労働者諸君!」って、寅さんみたいに声をかけてみたりして。

で、住民相談窓口って…??? 尋ねると、「じゃ、ここで」と、ロビーの単なるベンチに座らされる。住民相談担当の人は、すごーく人がいい感じ。柔和。一通り経緯を話すと、「担当者を呼んでくるから待っててね」と、しばらく待たされる。

で、次に出てきたのは、詐欺・知能犯担当の刑事さん。こちらはテキパキ、知的でちょっと強引なしゃべり方。やっぱりキャラ立てがあるよね! もー、警察って面白すぎる。前にお世話になったときも、いかにも優しいおじさん、いかにも怖い体育会系、無言のキレものみたいな人、等々役割分担があるみたいで、面白かった。警察署内を歩いている警察官のかたがたも、いかにもコワモテのスキンヘッドのおじさんもいれば、頬が赤くて正義感にあふれた新人みたいな人もいるし、キャラ立てがはっきりしてるよねぇぇぇ。

教えてもらったことの要点はこんな感じ。

・内容証明が届いている、相手が実在している、となると、かえって詐欺として扱いづらくなる。詐欺の範囲というのは、じつはとっても狭い。「騙すつもりはなかったけど、返金できないんですぅ」という善意の解釈が成り立ってしまうかもしれない。

・現物が手元にない商品に入札してしまったということも、「知らずに騙された!」とは言いづらくなり、詐欺の範囲からはずれる要素となる。

・この件だと、7~8割は詐欺だが、2~3割は詐欺じゃない、という感じに判断されてしまう。

・個人同士のトラブルなら、相手の家に行って直談判というのが、筋なんだろうけれども、危険なので警察としてはお勧めしない。

・電話をかけるときは録音しておくように。ないとは思うけど、脅し文句のようなことは言わないように。向こうがその言葉尻をとらえて、弁護士などを立てて、こちらを非難する可能性もあるから。

・もう一度、ダメおしで内容証明を出すこと。詐欺の割合が高まる。

・警察は返金要求をするのではなく、悪人を捕まえることが目的。被害届を出すというのは、あくまでも正義感にのみ基づいた行為。被害届ではお金は戻ってこないと考えたほうがいい。詐欺師へのプレッシャーにはなるかもしれないが。

・だから、返金については裁判所にも相談したほうがいい。

・ヤフーに補償を請求するときに被害届の番号が必要になるから、内容証明をもう一度出して、反応がなければ、被害届として受け付けましょう。

・今後はくれぐれも危ない橋は渡らないようにね。中身の見える封筒での代引きが一番確実ですよ。普通だったらどのぐらいまで値があがるの? 10万、20万! わからないねえ、タカラヅカって(笑)。

・なかなか難しいけど、だからといって泣き寝入りしていいということにはならないから、アクションを起してください。

うーん、簡単には「被害届」→「逮捕」にはならないのねえ。でも、やっぱり、警察の人はいい人が多いにゃ。昔は「国家権力の犬なのよ、きっと」とか思ってたけど(一部にはそういう人もいるだろうけど)、ただただマジメに「善」のために頑張ってるって感じ。そういう人が話を聞いてくれる、とわかっただけでも、なんだか安心した。

::::::::本家はコチラです→a posteriori takarazuka:::::::


nice!(0) 
共通テーマ:演劇

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。