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オクラホマ(日生劇場 10/8 11:00) [観劇メモ]

陽気で明るいアメリカンな世界を描いた作品。アメリカンジョークとか、ナンセンスなやりとりなんかは、笑えて楽しかった。両思いなのに素直になれない二人、という設定も、ベタだけど微笑ましい。

んが、ジャッドという役がやっぱりわからないっす。映画版を見たときも、全然わからなかったよー。悪役にしては、扱いづらいよねえ。なんでだろう。悪事(?)を働く動機が、野心でも義理でもなくて、性格の問題ってことになってるからかも。性格、内面の問題なら、もっと真剣に取り組んで、ふかーいお話にしてほしいんだけど、ジャッド以外の部分は能天気でナンセンスで、あまり内面と関係ないお話になってる。しかも、映画版は馬鹿な大男だったのが(それはそれで理解できなかったが)、きりやんジャッドはもっと賢そうに見えちゃう(歌うまいし、顔きれいだし、小柄だし)。賢くて、でも性格が暗い、っていうと、まるでオタクでひきこもりって感じじゃん。シャレにならんよぉ。ヅカだと2番手の役ってことでかっこいい人がやるしかないから、どうしてもそうなっちゃうんじゃない? しかも小さな村の一員。よそもので悪者ならともかく、村の一員にそういう人がいて、みんなちょっと困ってるなんて、ますます現実的すぎてシャレにならんよぉ。

あと…、やっぱりわからないんだけど、1947年に、1907年の田舎を舞台にした作品がうけるって、どういう心理なんだろうなあ? ノスタルジーみたいなもんなんでしょうか?? それと、さすがに、最後が結婚式っていうのは、古臭いやね。まあ、そういう昔懐かしい感じを、当然のように成立させちゃうのは、時空を超えたタカラヅカでしかできないことかもしれないっす。

研ルイスは、やっとはまり役がきたね!歌も踊りも芝居も男役くさくていいんだけど、なかなか「これぞ」という役がなかったよねー。ちょっと周りから浮いちゃう持ち味が、異国情緒のある行商人って役に合ってた。越乃リュウの女役は全然自然だった、ちょっと驚き(笑)。そして、彩央寿音が芝居もダンスも上手くなってた! すげえキザってる! 『シニョール ドンファン』のダイエットガールズで女の子に見えないのが面白かったけど、いつのまに立派な男役に…ううう。そして、やっぱりかわいい榎登也、ぶんちゃんに似てるよね。瑞羽奏都は絶対萬サマに似てる! と思ってたけど、ゆかりちゃん(綺華れい)にも似てるな。

::::::::本家はコチラです→a posteriori takarazuka:::::::


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