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真島茂樹 in GINZA (博品館劇場 8/25 18:30) [観劇メモ(ヅカ以外)]

ソロで、装置もなんにもなしで踊っていて、人をウットリさせられるダンサーは、そうそういない。マジーは数少ないそんなダンサーの一人だと思う! あ、ダンサーなんて言っちゃいけないのね、「踊り子」って言うべきなのね。

3部構成になっていて、1部はダンス中心、2部は宮川涁良とのトークとシャンソン、3部は持ち歌(マツケンサンバ2とか)を客席と一緒に踊る、という構成。1部はお芝居仕立てになっているのかと思ったので、ちょっと肩すかし。司会役のコング桑田さんは、寒い人かと思ったらそうじゃなくって(すんません、有名な声優さんなんですね)、滑舌もよく、いい声で盛り上げてくれました。でもまー、構成としてはちょっとユルい感じかな。舞台にしつらえた假屋崎省吾の花も、台車のようなものに乗せているのもちとイマイチ。

でもマジーの踊りとトークと歌と、どれも素晴らしかった! 50代(あっ、フェアリーだから年齢は無いんだっけ)とは思えない素晴らしい踊り。踊りの上手さってのは、なんなんだろうねー。動きがはやくて、とまるときビシっととまる? 指先まで行き届いた神経? 歌も、すごく上手いってわけじゃないんだけど、歌うスタイルが確立されてる。そして何より、心がこもってる。マジーの人生がこめられてる。

日劇に17歳で入って、礼儀作法から何から、いろーんなこと(ここ意味深・笑)を学んで、でも日劇がクローズしてしまって、いったいどうやって生きて行こうかと思ったこと。平岩弓枝に脚本を書いてもらったこと。なんとディズニーランド開園のときのDSに出て、その後2年間ディズニーランドで踊っていたこと。『ラ・カージュ・オ・フォール』というミュージカルの振り付けが受けたくてディズニーランドを辞めて挑戦したこと、そこでなぜか振り付け師に「あんたはSMの女王の役!」と見いだされてしまったこと。(イニシャルはSMだけど、SMの気はないわよ。だそうです)恋をしたこと!(愛されるばかりらしい。末っ子の愛されキャラなのね)…本当に、いろいろなことがあったのね、マジー。男性のダンサーなんて、当時はまだまだ少なかったはず。日劇で踊れなくなったとき、どんなに大変だったか。でも「一生踊り子」の決意のもと、幸せを売り続けて、こうして一人でリサイタルをやれるまでになって…うううう。バックダンサーの男の子二人が初々しくニコニコと、たのしそーに踊っているのを観ていると、マジーも17歳で日劇に入団したときは、こんなだったのかなあって、なぜかマツケンサンバ2を聴きながら泣く私。

そうそう、カーテンコールで花束を渡そうとした人が、タイミングが合わなくておろおろしているうちに係員に戻されてしまったんだけど、受け取れるタイミングになったときマジーが「あら? あの方はどこへ? お心だけいただきますね」という振りをしていたのが、とても素敵だった。マジーやさしいなぁ〜。結局、後で花束は渡せたんだけど、マジーはその人のほっぺたにチュー! きゃー! ちなみにその人は男性です(笑)。

↓マジーにサインしてもらったCD。明日も当日券狙いで行ってきます!

ところで。バックダンサーは女性4人、男性2人。男性の背の高い人(三井聡さんというらしい)が特に上手かった。女性のほうが、なんかひっかかるんだよなぁ。ヅカのOG?ではないと思うんだけど…、衣装とか振りとかは、基本的にレビューのものなんだけど、「生々しい」の。ヅカと違うの。メイク? 表情? スタイル? 統一感の無さ? つーか、なんでヅカの娘役はあんな派手な化粧と衣装なのに「楚々」として見えるのか??

ロビーには川崎悦子、中尾ケンジからのお花もありました。そして客席には日劇の上級生がたくさんいたみたい。なんかアットホームよん。

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